特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」
はてなブログの公式お題が、ちょうどこの一年を振り返るのにうってつけだったので、参加してみる。
2022年は、自分にとってここ数年で一番大きな変化のあった年だった。
3月にこのブログ『鈴木の既読スキップ』を始めたことで、それまでどこか単調だった自分の日常は、一転して躍動感に満ちたものとなった。
今日は何を書こう?と毎日ワクワクしながら生活を送った一年だった。
ブログは楽しい
このブログはほぼゲームブログで、自分がプレイしたゲームや、最新のゲームニュースなどについて取り上げている。
これまではゲームはクリアしたら終わり、ゲームメディアの記事やゲームの配信イベントなども見たらそれで終わりだったが、ブログという語ることのできる場所が生まれたことで、”それについて自分はどう思ったか”を考えるようになった。
そしてそれをどう表現したら、画面の向こうの”誰か”にうまく伝えることができるだろうかと試行錯誤しながら文章を書き上げるのは、たまらなく楽しかった。
そう、ブログを書くのは楽しいのだ。
自分が話題にするゲームは、基本的に「面白い/面白そう」と思った作品のみなので、書いていても自然と気持ちが浮き立ってくる。
根底にあるのは、誰かと「このゲームいいよね」という感情を共有したいという思いなのかもしれない。
指標としてはあいまいかもしれないが、アクセス数や「いいね」の数などから、同じように感じている人が他にもいるのだと思う時、じんわりと暖かい気持ちになる。
反響のあまりない記事があったとしても、「同じようにこのゲームが好きな誰かがいつか見てくれるだろう」と気楽に構えている。
この広いインターネットの世界で、そのゲームを好きなのが自分だけということは決して無いと思うのだ。
しかし共感を求める以上に、自分がこの一年ブログを継続できたのは、「自分の好きなゲームを広めたい」という積極的な思いがあったからである。
これまでは具体的に行動に移すことはなく、自分の頭の中でひたすらああでもないこうでもないと考え続けているだけだった。
そんな自分が一歩踏み出すきっかけになったのは、ブログを開設してまで語りたい作品に出会ったからだった。
すべては『バディミッションBOND』から始まった
自分がどうしても世の中にその面白さを訴えたかったゲーム、
それは『バディミッションBOND』(任天堂/Switch/2021年)である。
これは任天堂が出したアドベンチャーゲームであり、ストーリーの面白さに太鼓判を押したいほどの名作だが、知名度がそれに見合っていないのが残念に思えてしかたなかった。
ネット上にあがる記事も、少なめであった。
次第に居ても立っても居られなくなった自分は、
「このゲームについて書く人がいないのなら、自分が書くしかない!」と決意した。
そして即座にブログを開設したのである。
ブログの存在意義をかけて3日がかりで書いた記事があるので以下に貼っておく。
単なる紹介記事ではなく、
「なぜ人気があるのか?」という”分析”記事になっているので、
『バディミッションBOND』が好きな人もこれまで興味がなかった人もぜひ読んでもらいたい。
gameandbooknadonado.hatenablog.com
イチ押しゲームたち
自分が広めたい、知ってもらいたいと思うゲームは、
『バディミッションBOND』以外にもたくさんある。
例えば、今年アニメ化されたことで話題にもなった『シェンムー』シリーズは、自分の人生ベスト2の作品で、続編を待ち続けることはもはや自分のライフワークとなっている。
gameandbooknadonado.hatenablog.com
そして、自分が一番好きなゲームクリエイター上田文人氏が手掛けた『ICO』。
gameandbooknadonado.hatenablog.com
クリア後しばらく心が舞台となった街アルカディア・ベイから帰ってこられなくなるほどストーリーに引き込まれた『ライフイズストレンジ』。
gameandbooknadonado.hatenablog.com
そしてフロム・ソフトウェアが手掛けた、PSVRの名作アドベンチャーゲームである『Déraciné(デラシネ)』も忘れてはならない。
gameandbooknadonado.hatenablog.com
夢中になってこれらの記事を書いているとき、文字通り時間を忘れていた。
気がつけば数時間経っているということも一度や二度ではなかった。
自分の心の奥深くをのぞき込み、その作品について幾度も繰り広げた自問自答に結論を出し、それを言葉として書き綴る。
ぴたりとハマる文章を探し当てられた時のなんとも言えない爽快感。
記事を書き終え、何度も読み直した後「公開」ボタンを押す時の祈るような気持ち。
そして、トップページに掲載されたその記事を眺めながら心に満ちる充足感。
それはゲームにのめり込む感覚とは違った、まったく新しいエキサイティングな体験だった。
全速力で走り抜けた一年間
自分の2022年は、ただただ楽しくて、ひたすら走り続けるうちに過ぎていった。
書いた記事はおよそ80である。
我ながらよく書いたなと感心してしまった。
初めの頃の記事などは細部を忘れているため、あらためて読み直してみるとこんなことを書いていたのか、こんな言い回しをしていたのかと驚くことも多い。
そして――きっとこれがブログを続ける上で大事なことなのではないかと思うのだが――自分の書いた文章なのに面白いと感じる。
そう思えるうちは、まだまだブログを続けられるのではないかと考えている。
この先も、まずは自分が『鈴木の既読スキップ』の一番のファンでありたい。
このブログに来てくださったみなさんへ
最後になるが、これまでこのブログに来てくださった読者のみなさんにお礼を言いたい。
もしかすると一回きり、ひょっとすると毎日?アクセスしてくださったみなさんがいたからこそ、自分はここまでブログを続けてくることができた。
そして「いいね」をつけてくださったみなさん、きっとあなたが思っている以上に、その「いいね」は自分の励みになっている。
これからも面白い記事を書いていきたいと思っているので、気が向いたら、また来て欲しい。
それではみなさん、よいお年を!