テレビ東京にて始まった新番組『ゲーム真面目さん』。
毎回1本のゲームを取り上げて解説し、番組のメインは現役アイドルたちが真面目にゲーム攻略に取り組む実況プレイ映像となっている。
第1回と第2回は『メタルギアソリッド3』が紹介された。
自分は未プレイであったため、どういうゲームであるかという説明から興味深く視聴した。
そして第3回の放送では自分のゲーム人生におけるベスト2位作品である『シェンムー』が取り上げられたのである。(ちなみにベスト1位は『ゼノギアス』)
そもそもこの『ゲーム真面目さん』を視聴する気になったのは、初回放送前に公式Twitter(X)が「第3回は『シェンムー』です」と投稿したからであった。
そういったわけで『シェンムー』回の放送を今か今かと待ち遠しく思っていたのである。
あまりにも楽しみなので、放送で取り上げられそうな『シェンムー』のシーンを予想する記事を書こうと思っていたが、残念ながら間に合わなかった。
だがせっかくなのでいくつか紹介したい。
まず、この『ゲーム真面目さん』という番組は、「アイドルが難関に挑み、それをクリアする」というシーンが見どころとなっている。
今回取り上げられた『シェンムー』シリーズ第1作目の『シェンムー 一章 横須賀』には実のところそんなに難しいシーンはあまりない。
バトルも少なめで、イベントで挟まるQTEもある程度までなら失敗してもそのまま進行するものも多い。
自分が番組で紹介されると思っていたシーンは、
・アジア旅行社のジミーを追いかけてドブ板を駆け回るQTE(かなり長丁場)
・バーHEART BEATSで船員たちをちぎっては投げちぎっては投げするQTE(派手)
・自動販売機でジュースを飲む
・ガチャガチャを回す
などである。
『シェンムー』をプレイしたことのない人にはまったく意味不明だと思うが、上3つは見た目が派手なシーン、下2つは難しくもなんともないが『シェンムー』ならではの体験ができる点として挙げた。
結果としては、番組内ではこれらは登場せず代わりに、
・70人バトル
・フォークリフトレース
・QTE~雑魚戦~ラスボス戦
などがプレイされた。
70人バトルというのは終盤の山場であり、主人公の涼と仲間である陳貴章が敵の本拠地に乗り込み70人を相手に戦いを挑むというイベントである。
フォークリフトレースは『シェンムー』の代名詞と言ってもいいくらい有名なフォークリフトを使ったミニゲーム。
担当したアイドルの方は初見にもかかわらず2位でゴールしており、『シェンムー』歴が長い自分よりもはるかに上手であることが発覚して衝撃を受けた。
かなり手こずるはずのラスボス戦担当の方も初見で見事クリア。
現代っ子恐るべし……と戦慄してしまった。
番組は30分なのであっという間に終わってしまったが、まさか地上波で『シェンムー』を見られる日が来るとは思ってもいなかったので、取り上げてもらえたことにファンとしてまず感謝したい。
また、この番組はゲームファン以外にもアイドルのファンの方もたくさん見ているはずなので、幅広い層に『シェンムー』というゲームの存在をアピールできたと思われる。
これをきっかけに自分で『シェンムー』をプレイしてみようと思う人が出てくるかは未知数だが、タイトル名だけはなんとなく知っていたという人に実際のゲーム画面を見てもらえたことがなにかいい効果を生み出すことを願いたい。
というわけで、楽しく視ることのできた『ゲーム真面目さん』シェンムー回だった。
テレビ東京の番組ではあるが、YouTubeやTVer、U-NEXTなどでも視聴できるのでぜひそちらでもチェックしてみてもらいたい。
視聴回数に番組の存続がかかっている……というツイート(ポスト)をよく見かけるので、TVerで視ると番組の応援になるようである。
さて、『シェンムー』回を楽しみに見始めた『ゲーム真面目さん』だが、次回はなんと『大神』をプレイするそうである。
実は『大神』は自分のゲーム人生ベスト10位を決めるならばランクイン間違いなしに好きな作品であるので、これまた見逃せない回になりそうである。