製作発表時からずっと遊ぶのを楽しみにしていた『ドラゴンズドグマ2』。
このタイトル(+α)のためにXboxを買ってまで待機していたのに、発売されてからの評価がかなり賛否両論だったため購入を見送っていた。
また、事前にキャラクリだけが体験(および本編に引き継ぎ)できる『Dragon's Dogma 2 キャラクタークリエーター&ストレージ』が早い時期に配信されていたものの、リアル寄りなグラフィックで思うようなキャラクターが作れなかったのも自分が『ドラゴンズドグマ2』を手に取らなかった理由でもある。
しかし今回、無料で2時間が遊べるフリートライアルが配信されたというので、それならひとつやってみようと重い腰をあげたのだった。
前作『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』
ちょっと話は戻るが、自分と『ドラゴンズドグマ』との出会いは2年前にさかのぼる。
実は以前このブログでは前作にあたる『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』のプレイ日記を書いていたのだ。(全2回)
gameandbooknadonado.hatenablog.com
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『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』はかなり序盤でプレイが止まってしまっているのだが、ブログ初の試みとして書いたプレイ日記は楽しすぎて文字数が膨らみがちで、5000字を超えたために泣く泣くお蔵入りしてしまった第3回の日記もあったりする。
今思えば5000字くらいいいだろうと思うのだが、当時はブログの記事は3000字くらいでないといけないとなぜか思っていたため公開しなかったのである。
この前作でもキャラクリには相当な情熱を注いでいて、プレイ日記とは別にこんな記事も書いていた。
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おなじカプコンの『ストリートファイター6』のワールドツアーモードでオリジナルアバターを作成したときも思ったのだが、パラメーターを細かくいじれるキャラクリは難易度が高く、さらにグラフィックがリアル寄りなのもあいまって自分が思ったようなキャラを作るのが難しかった。
自分は洋画や洋ドラも好きではあるのだが、実写風グラフィックで好みのキャラクターを思い描くというのがなんだかどうしてもしっくりこないのだ。
選択肢が多いほど人は悩んでしまうため、ある程度は少ない方がいいという話を聞いたことがあるが、まさにそんな感じなのである。
キャラクリに悩めるプレイヤーに朗報
だが、自分のようなキャラクリに悩める人たちの救済措置としてなのか、今回の『ドラゴンズドグマ2』にはプリセットキャラが用意されている。
顔立ちも選んだプリセットキャラをベースに何通りかバリエーションを考えてくれて、それなりにプレイヤーのオリジナリティも発揮できるようになっていた。
自分もいちからキャラクターを作ることはあきらめ、プリセットキャラを微調整してなんとかイメージする覚者(かくしゃ・プレイヤーキャラ)とメインポーン(従者的役割のキャラクター)を生み出すことができた。
以前『Dragon's Dogma 2 キャラクタークリエーター&ストレージ』が公開されて少々触った時には、美形の女性キャラを作るのが難しすぎると思ったのだが、プリセットを使用したせいか結構美人キャラが作れた気がする。
自分は気の強い女性キャラが好きなため、とりあえず勝気そうな雰囲気を醸し出すよう意識してみた。
年齢は20歳なのだが、なぜかアングルによってはやたらと老けて見えるという現象が起こってしまうのが困りものである。
だが、海外の若者の中には大人っぽい人もたくさんいると思うのでよしとした。
塩対応メインポーンに夢中!
メインポーンは男性キャラで、正直もっと正統派イケメンにすることもできたのだが、穏やかな性格に見えるよう優し気な顔立ちにしようと思ったらこういう仕上がりになった。
ちょっと面長な感じで、鼻もちょっと長めであえて美形ではないバランスにして親しみやすさを重視した。
ジョブがメイジ(魔法&回復)なのでスレンダーな体型にしようと思ったら身長が187cmという長身になってしまったので、実際にいたら結構迫力があるかもしれない。
この2人が並ぶ(地面に傾斜あり)とこんな感じである。
あたかも気の強い覚者に尻に敷かれているメインポーン、みたいな取り合わせであるが実のところ回復役のメインポーンがいないと猪突猛進型のシーフの覚者(要するにプレイヤーの自分)はあっという間に敵に返り討ちにされてしまうのである。
メインポーンに話しかけると、ゲームの進行状態に関する話題と「雑談」という選択肢が出るのだが、どちらを選んでもかなりの「塩対応」なのには地団太を踏んだ。
よそよそしい……!
なんだか「やれやれ」感すら漂っている。
覚者とメインポーンは固い絆で結ばれているはずなのにこれはなんなんだろうか。
これはもっと親密度(あるらしい)が上がれば会話も弾むのだろうか。
とはいえフィールドや戦闘中はいろいろとメインポーンが話しかけてくれる。
クエストに関する情報もしゃべっていたりするのだが、自分がメインポーンの声をまだ聞きなれていないせいで、「誰かめっちゃしゃべってるな→あ、メインポーンだった」ということの連続で残念ながらあまり話を聞いていないことが多かった。
バトル終了時に、プロモーション映像で見たハイタッチができたのはうれしかった。
手のひらをこちらに向けてメインポーンがたたずんでいるので、なんだろうと思って近づいて、もしや……とボタンを押したらハイタッチ成功!(スクショは撮りそびれた)
あとは拍手で称賛してくれたりもする。
話しかけると塩なのに、そういうことはしてくれるのがニクい。
ここまでメインポーンの話ばかりしているが、現時点で自分が思う『ドラゴンズドグマ』シリーズの魅力の80%くらいはキャラクリできる相棒であるメインポーンと一緒に旅ができるところだと思っているので、そればかり語るのも無理はないと思っていただきたい。
10%が王道ファンタジーの世界観、残りの10%はその他……という感じである。
とはいえ自分はまだ『ドラゴンズドグマ』シリーズをちゃんとプレイしていないので、もっと遊べばまた違った魅力が分かるのかもしれない。
Xで見かける楽しそうなプレイヤーたち
だが、フリートライアルを体験した後、X(Twitter)で『ドラゴンズドグマ2』で検索してみたところ、投稿の大半が覚者orメインポーンのイケているスクショ付きのものだった。
発売されたのが3月だったので、4か月経ってもまだプレイし続けて話題にしているプレイヤー層はやはり自分でキャラクリした覚者やメインポーンに格別の思い入れがある人たちなのではないかと思う。
中には何周もしている人たちも多く、同じキャラを使い続けるプレイヤーもいれば、いろいろなキャラを作って冒険を楽しんでいる人もいるようだ。
お互いのメインポーンを貸し借りできるという『ドラゴンズドグマ』シリーズの特有のゆるいオンライン要素も活用されているようで、「○○さんの△△ちゃんをお借りしました!」という投稿もよく目にした。
知り合いの作ったキャラクターと一緒に旅をするのは確かに面白そうである。
メインポーンのスクショを撮りつつも、フリートライアルの2時間内にできるだけメインストーリーを進めるようにしていたので、序盤最大と思われる都市にたどり着き、なかなか面白い展開を見ることもできた。
『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』とはまた違った設定とストーリーなので、新鮮な気持ちで楽しめた。
バトルはシーフの自分が切り込み隊長を務めてとにかく手数を多くして敵を倒すことに専念していたので、周りがまったく目に入っておらず、戦況もほとんど分からなかったのだが、
偶然メインポーンがかっこいい炎の魔法を使うところを目にすることができたので、それだけで満足である。
もはやメインポーンの事しか書いていない記事になったが、少しでも参考になっただろうか。
製品版購入はもう少し悩みたい
塩対応ではあるが必要なことはすべてやってくれる忠実なポーンとの旅路をもっと楽しみたい気持ちもあるので、このままデータを引き継いで製品版を買ってプレイするのもいいかもしれない。
メインクエストだけ追えば早ければ30時間くらいでクリアできるという意見も目にしたので、そこまで時間もとられなさそうである。
初の20%オフセール(7,192円)期間はまだあと1週間ほどあるのでもうしばらく悩むことにしたい。
フリートライアルも同じ期間で開催されているが、ハードによって日にちが違うため、気になる人は詳細をチェックしてからチャレンジしてみてほしい。
最後はそっけない態度がウソのように熱く覚者を見つめるポーン(※ただの立ち位置の兼ね合い)とりりしい覚者ショットでお別れ!
ちなみに自分ははてなブログの他にnoteも年初より始めていて、そちらの方が更新も頻繁にしているので、よければチェックしてみてもらいたい。
『ドラゴンズドグマ2』フリートライアル感想もこちらとはまったく違う観点で書いているので、合わせて読んでもらえるとより作品の魅力が分かりやすいかもしれない。