東京ゲームショウが開催されている最中だが、それとはまったく関係なく最近プレイしている2024年の個人GOTY有力候補作品について語りつつ、
今年プレイしたゲームについてもゆるーく振り返っていこうと思う。
ブログを見返すと年初はわりと真面目にプレイしたゲームの振り返り記事を書いていた。
gameandbooknadonado.hatenablog.com
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3月を最後にまとめ記事を書いていないのはクリアしたゲーム自体が少ないことと、ブログ執筆のメインをnoteに移したからというのもある。
プレイしたゲームはそこそこあるのだが、クリアまでたどり着いたのはほんの一握りの作品で、
捉え方によってはあまりゲームを遊ぶ余裕がなかったにも関わらずエンディングにたどり着けるだけの魅力がその作品たちにはあったとも言えるだろう。
このブログで紹介していないクリア済みタイトルについて書いたnote記事を紹介しておきたい。
Xbox Game Passでプレイした、日本風の住宅街を舞台に子猫がちょっとした冒険を繰り広げる『Little Kitty, Big City』。
Switchでプレイしたリアルファンタジー・サスペンスADVの『岩倉アリア』。
あとはブログの1月振り返り記事でもとりあげてはいるがSteamのミステリーADV『未解決事件は終わらせないといけないから』についても個別の感想記事を書いていた。
まとめると、2024年にクリアしたゲームは、
・『未解決事件は終わらせないといけないから』
・『限界OL海へ行く』
・『Little Kitty, Big City』
・『岩倉アリア』
なにか忘れている作品があるかもしれないが、おおむねこの辺りになる。
ゲームブログを運営している身としてはかなり少ないと思うし、2023年にはかなりの数のタイトルをプレイしていたので落差がすごいのだが、
実はブログを始めた2022年は『Voice of Cards ドラゴンの島』と『春ゆきてレトロチカ』の2本しかクリアしていなかったのでそれにくらべるとまだいい方かもしれない。
ゲームもやらずに2024年は何をしていたのかというと、実はアニメを山ほど観て、マンガをたくさん読んでいた。
ゲーム以外のエンタメを満喫していたのである。
あとはちょっと真面目に7月の末あたりからは資格取得の勉強なども始め、とにかくゲームから遠ざかりつつあったのだが、
そんな時出会ったのが今年の個人的GOTY筆頭となるゲーム、『Spirit City: Lofi Sessions』(Steam)なのである。
ゲームをプレイしていて時々思うのが、「ゲームをやっていると現実の作業が全部ストップしてしまう」ということである。
これは読書でも映画鑑賞でも、なんなら趣味全般に言えることだとは思うのだが、集中しなくてはいけないコンテンツの場合それ以外のことができなくなるという問題が生まれる。
なかでもゲームは(作品にもよるが)プレイ時間が長くなりがちなところもあり、30時間ゲームをプレイした場合、その30時間でやれるはず・やるべきだった作業が滞ってしまうわけである。
その問題を解決してくれる画期的なゲームがこの『Spirit City: Lofi Sessions』だったのだ。
これは「日々のタスク集中支援ゲーム」(Steam公式紹介ムービーより)という新しいジャンルの作品であり、
オリジナルアバターを作って作業をさせてその姿を眺めつつ、音楽と環境音を聴きながら自分のリアルの仕事を片付けていこうというコンセプトのゲームなのである。
ToDoリストやタイマーを活用して現実世界のタスクをこなしているうちに、時間経過などでゲーム内通貨が貯まっていく。
その通貨でアバターの服を買って着せ替えをしたり、家具を購入して部屋の飾り付けをしたりすることもできるのだ。
想定されているのはデスクワークだと思うのだが、自分はタイマーをつけると同時にPCの前を離れ、家の用事などを済ませてまた戻ってくることもある。
なにかを始める踏ん切りをつけるのに、このタイマーがうってつけなのである。
世の中で推奨されているのが「25分作業して5分休む」というスケジュールらしいので、それを取り入れつつ、必要に応じてタイマーの設定時間を変えている。
時間管理とやる気の話では他にもよく聞く「やる気が起きない時はまず5分だけやろうと思って行動を始める」という説も活用している。
これは5分ならやってみるか……と作業を始めると段々やる気が出てきて用事を片付けられるというものであり、行動することによって頭のモードが切り替わるという説なのだ。
自分は資格の勉強が中だるみしていた頃このゲームをプレイしはじめたのだが、
このタイマーの活用とゲーム内通貨でのカスタマイズ要素の面白さも手伝って、おかげさまで勉強へのモチベーションもアップした。
あとは試験に合格しました!と言えたらこのゲームの有用性をさらに証明できるのだが、果たしてそれはどうなるか……。
ともかく、自分は勉強以外にもこのゲームを活用しており、間違いなくこれまで中々腰の上がらなかった雑用などは順調に片付いていっている。
プレイすればするだけ自ずとリアルのタスクをこなすことができ、現実が改善されていくという稀有なこの作品は、ゲームに関する時間の使い方について長いこと悩んでいた自分にはまさにうってつけだった。
あとはアバターキャラと服装、部屋のカスタマイズ要素もバリエーションに富んでいて個性を発揮できる奥深さがあり、もともとキャラメイクやお着替えゲームが好きだった自分は純粋にゲームとしても楽しめている。
スピリットと呼ばれるペット的な存在の収集要素もコレクター魂をくすぐるいいアクセントになっている。
このゲームは世間の賞レース、たとえばThe Game AwardsなどでGOTYに選出されることはおそらくないと思うが、今の自分にとってはこれ以上ない良い作品なのだ。
まだ9月だが、今年が終わるまでにここまで自分の生活に寄り添うゲームは出てこないだろうと思える。
そのため、暫定的とはしつつもこの『Spirit City: Lofi Sessions』を2024年のGOTYとして挙げたい。
ちなみに本作についてはnoteでもハウジング要素について重点的に語った記事を書いているので、よければぜひ読んでもらいたい。
というわけで、資格の勉強のためにいったんTwitterやブログやnoteを離れたはずが、
『Spirit City: Lofi Sessions』があまりに面白いのでまたインターネットに戻ってきてしまったのだが、方々でいろいろと書いたので再び勉強に戻り、
年末か年初には「最強GOTY!『Spirit City: Lofi Sessions』のおかげで資格が取れました!」という記事でも書けたらいいなと思う。
こうしてブログを書いている今もゲームを起動しながら書いているので、
累積プレイ時間がすごいことになっている。
上のnote記事では100時間プレイと書いているが、現時点では140時間を超えていて実績もあとひとつでコンプリートできる。
せっかくなのでそれを目指しつつ、勉強だけでなく生活全体を向上させながら楽しいゲームライフを送っていきたいと思う。