お着替えのできるゲームはお好きだろうか?
自分は昨年11月に発売された『ファッションドリーマー』ですっかりお着替えにハマり、
ここ最近は衣装チェンジができることを売りにしているゲームばかりプレイしている。
今回はその中から「セーラー服」が着られる作品を取り上げ、スクショを披露しながらファッション解説をしていきたいと思う。
どうか気軽に楽しんでもらいたい。
1.『FF14』(PS4)
まずはこのブログではもはやお馴染みともいえるが『FF14』のセーラー服から紹介していきたい。
プレイ日記ではさんざんセーラー服姿を披露しているが、詳しい解説はしたことがなかったのでこれを機にぜひ語りたい。
まずは全身像をご覧いただきたい。
長めのスカートといい、かなり清楚な装いである。
それにしても全体的に黒っぽい、と思われたことだろう。
そう、『FF14』のセーラー服は全体的にかなりダークトーンなのである。
おしとやかな雰囲気ではあるのだが、スクショを撮る際は光の当たり具合に気を付ける必要がある。
このセーラー服はゲーム内で手に入るものではなく、「ファイナルファンタジーXIV オンラインストア」で購入する課金アイテムなのだ。
「エデュカント・コスチュームセット(スカートタイプ)」という商品であり、上着と、黒いレギンス付きのスカート、くるぶし丈の黒いソックス付きのローファーがセットになっている。
一見黒タイツを履いているかのようだが、レギンスと靴下が同じ黒のカラーリングなので一体化しているように見えるのが真相(?)である。
セーラー服の地の色は黒で、腕には金色のエンブレム、そして襟と袖にも同色の金のラインが入っている。
セーラー服のラインが金色というのは個人的には珍しく感じた。
また、スカーフはかなり濃い目のえんじ色である。
ファンタジー世界を舞台とした『FF14』において(あくまで自分の体感だが)現代的な衣装は珍しいのでセーラー服は目立つ。
世界観とのミスマッチ感がどことなく異世界転生ものっぽくもあり、どこにいてもなんだか面白い絵が撮れるのである。
ゲーム本編をあまり進めていないのでまともな服がこれくらいしかないということもあり、これからも引き続きこのセーラー服を着ていくつもりである。
また、今回の撮影場所として、
Elemental / Gungnirゴブレットビュート6区6番
#ToK_Studio 様にお邪魔したのでこの場を借りてお礼を申し上げたい。
2.『MODEL Debut3 #nicola/モデルデビュー3 ニコラ』(Switch)
あまり耳慣れないタイトルだと思うが略称は『モデビュ3』。
『モデビュ』シリーズ3作目である。
実在する雑誌『nicola』のモデルとなりトップを目指す3年間を体験するゲームであり、現代日本を舞台としている。
雑誌のメインターゲットは女子中学生なので、明言されていないが主人公もおそらく学生という設定で、衣装のひとつとして制服が登場する。
ちなみにこのゲームはキャラメイクができるので、あえて本家の雑誌『nicola』にはいないギャルキャラでプレイしている。
金髪で褐色という完全ギャル仕立てなので、ガーリーな服でもスポーティーな服でもギャルっぽく着こなしてしまうのが面白い。
セーラー服は濃紺をベースに襟や袖口、スカーフは白。スカートのすそにも白いラインが入っている。
『モデビュ3』に登場するスカートはおしなべて丈が短いので、このセーラー服もかなりミニになっている。
とはいえカラーリングがシンプルで上品なのでどことなくお嬢様っぽい気がしなくもない。
靴下とローファーは制服に合わせて自分で選んだものである。
「平成レトロ」という言葉があるが、2000年前後のファッションは若者の間では「Y2Kファッション」と呼ばれてかなり流行っているらしく、
ルーズソックスも今また脚光を浴びているのだという。
つくづく流行は繰り返すというのは本当だなと思わされる。
また、セーラー服には紺・白・赤のさわやかな夏服風の色違いバージョンもある。
こちらはスカートのすそに白いラインが入っていないところに注目である。
『モデビュ3』では雑誌モデルになるだけではなく、自分が載るページのレイアウト編集もできる。
ゲームプレイとしては写真をデコっていくというものだが、ひたすら盛ることに熱中してしまい、終わりどころが分からなくなる。
今回は「セーラー服」というベーシックなアイテムをいかにギャルっぽく演出するかに心を砕いてみた。
なかなかそれらしくできたのではないだろうか。
3.『ファッションドリーマー』(Switch)
トリを飾るのはこのブログで過去何度もとりあげた『ファッションドリーマー』である。
自分がお着替えゲームにハマるきっかけとなった本作の特徴として、型紙を手に入れれば自由にファッションアイテムのカラーリングを変更できる点が挙げられる。
今回は『FF14』のセーラー服に寄せた王道の配色で作成してみた。
『ファッションドリーマー』に登場するセーラー服はいわゆる学生服ではなく、ワンピースもしくはドレスにジャンル分けされているので雰囲気が少し違うと思うが、
紺・白・赤のカラーリングだとどこかレトロなムードに仕上がった。
ふわっとふくらんだスカートやすそのフリルといい、おそらくこのゲームではロリータファッション(リボンやレースなどをふんだんに使ったお人形のように可愛らしい洋服のジャンル)のバリエーションのひとつとして用意されているのだろう。
セーラー服のデザインというものはすでに完成されているため、どんな色合いでもそこそこマッチするような気がする。
試しにあえて制服っぽくないピンク色で作ってみたが、これはこれでしっくりくる。
『ファッションドリーマー』ではオンラインモードにすれば他のプレイヤーの作成したアイテムを手に入れられるのだが、セーラー服ひとつとっても様々なカラーリングのバリエーションがあった。
かなり突飛な色合いでもなんだか「これもアリだな」と思えてくるから不思議である。
セーラー服というものは遠くから見てもそれと分かるような特徴的なデザインなので、キャッチーかつなんでも受け入れるような懐の深さを兼ね備えているのかもしれない。
まとめ
そんなわけで3作品のセーラー服を紹介してみた。
『FF14』はファンタジーであり、『モデビュ3』と『ファッションドリーマー』は現代日本のファッションが登場するゲームだが学園ものというわけではない。
こうして振り返ってみるとセーラー服の汎用性の高さにあらためて驚く。
もしかして自分が知らないだけでもっと他のゲームにもセーラー服は登場しているのかもしれない。
セーラー服が出てくる(not学園もの)ゲームを集めて「セーラー服の出るゲーム10選」みたいな記事を書くのも面白そうである。
実は、今回は企画趣旨と逸れるので紹介しなかったが『FF14』と『モデビュ3』にはなんとブレザー制服も登場するのである。
そして『ファッションドリーマー』もコーディネイト次第ではブレザーっぽい服装も再現できたりする。
「ブレザーの出てくるゲーム特集」もあるいは可能なのかもしれない。
またなにか面白いことを思いついたら記事にしてみたい。
最後は『ファッションドリーマー』から、おじさんアバターによる往年のアニメキャラ「ポパイ」のコスプレで終わりにしたいと思う。
自分はこれまでポパイの服装のカラーリングについてあまり考えたことがなく、ぼんやりとセーラー服であるとしか把握していなかった。
今回この企画のために画像検索して「こんなんだっけ!?」と驚いたのでぜひみなさんもおじさんのコスプレと比較してもらいたい。