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なつかしゲームから最新ゲームまでアツく語る!

アニメ『シェンムー』第10話感想 九龍城を駆け抜けろ!

九龍城という響きだけでワクワクする


春アニメ『シェンムー・ジ・アニメーション』第10話が配信された。

ここでは原作ゲームを最新作『シェンムーⅢ』まで全てクリア済みの自分から見た、アニメ版の感想を語っていこうと思う。

 

第9話の感想はこちら。

 

gameandbooknadonado.hatenablog.com

 

 

九龍城がわりと近場

文武廟を後にして朱元達の手がかりを知るレンの元に向かった涼。

2人は九龍にいる情報屋のヤンの店を尋ねる。

 

ゲームでは涼はバスに乗って九龍城へと向かい、まったく新たなステージとして九龍編が始まる。

だがどうやらアニメでは九龍はそこまで離れてはいないようだ。

 

手錠の鍵開けも、ゲームではウォンが九龍まで呼びよせられたのだが、アニメ版では彼の住むボートに2人が訪れていた。

手錠に繋がれたまま移動できるくらいの距離感なのだろう。

 

ゲームの九龍城はあえて独立した土地として描いたという話を聞いたことがあるので、アニメ版の方がリアルな九龍に近いのかもしれない。

ゲームをこれからプレイする人には、バスに乗って九龍にたどりつき、門をくぐる時のあのワクワク感をぜひ味わってみてもらいたい。

 

 

なんだかんだ付き合いのいいレン

プレイ次第では涼がボケ、レンがツッコミという名コンビが誕生

 

「金の匂いがする」という理由で涼に協力してくれるレン。

 

黄天会や蚩尤門が関わっていることを知って動揺しつつも、それだけの組織が追うほど価値のあるものが手に入るに違いないということでその後も涼に関わり続ける。

退屈極まる盗聴屋でのテープチェックにも付き合ってくれる。

 

ゲームでは涼がボケた行動を取り続けるとレンが思い切りキレながらツッコミを入れるという『シェンムー』シリーズ屈指の面白い会話を聞くことができる。

 

レンがやれと言ったことをしない、QTEを失敗する、明らかにハズレ選択肢をチョイスするなど涼をボケさせ続けて、ぜひレンのキレ芸を楽しんでみてもらいたい。

 

 

尾行&バカトギュー健在

バカトギューというストレートな罵りがおかしみを誘う

 

ユアン尾行シーンはカットされるかと思っていたので、短いが再現されていたのはうれしかった。

ユアンの部屋のドアのド派手な柄もそのままで懐かしい。

それにしても九官鳥を使ったレンの作戦は今見てもよく知恵が回るなと感心する。

「バカトギュー」とレンの言葉を繰り返す九官鳥のセリフも印象的だったので聞くことができて良かった。

 

 

カットされた不幽楼

朱元達の元にたどり着くために、アニメでは張さんからもらった鍵を使って仕掛けを動かしてサクサク進んでいたが、もちろんゲームではそう簡単にはいかない。

 

シェンムーⅡ』において自分が真夜中過ぎまでリトライを繰り返したステージ、不幽楼がプレイヤーを待ち構えているのである。

 

とにかくQTEの連続なので、得意な人は心配は不要だが、自分はとにかく苦戦した。

今でも、静まり返った家の中で一人でコントローラーを握りしめながら、うめき声をあげたりため息をついていたあの時のことがまざまざと思い出される。

 

その苦労の果ての朱元達との邂逅だったので、喜びもひとしおであった。

 

 

 

今回は九龍編をギュッと詰め込んだ、イベント盛りだくさん、アクションも満載の回であった。

数々のQTEが思い起こされ、大変だったが面白かったゲームプレイ時の記憶が蘇った。

あと残り3話でどこまでストーリーが進むのか分からないが、また出番の増えてきたシェンファと涼の出会いがアニメではどのように描かれるのか、今から楽しみである。