7月28日(木)『グリムグリモア OnceMore』(日本一ソフトウェア)がPS4/Switchにて発売される。
本作は2007年にPS2で発売された魔法ファンタジーRTS『グリムグリモア』のリ・クリエイト(公式HPより)作品であり、様々な追加要素が加わりバトルに深みが増しているようだ。
自分はオリジナルのPS2版をクリア済みである。
ストーリーについては『グリムグリモア OnceMore』でも変更はないということなので、当時自分が感じたあの面白さをそのままに、この名作が現代に蘇ったということをうれしく思う。
惹きつけられるストーリー
舞台となるのはとある魔法学校であり、そこへ入学したばかりの主人公リレ・ブラウは大いなる試練に直面することになる。
彼女は持ち前の知恵と勇気を駆使して、数々の困難を乗り越え、学園に起こった出来事の真相を明らかにしていくのである。
自分が本作で一番推したいのはやはりこのストーリーであり、ネタバレを避けるために詳しくは語らないが、魔法学校というミステリアスな舞台で繰り広げられる謎が謎を呼ぶ展開の連続には大いにワクワクさせられた。
ヴァニラウェアが誇る魅力的なグラフィック
このゲームの美麗なグラフィックに注目している人も多いだろう。
開発は、『十三機兵防衛圏』の大ヒットも記憶に新しいヴァニラウェア有限会社であり、『ドラゴンズクラウン』『オーディンスフィア』などで見せたような魅力あふれるファンタジー世界が本作でも描かれている。
自分も購入のきっかけとなったのはゲーム雑誌の紹介記事に載っていたイメージビジュアルを見たことだった。
主人公リレが不思議の国のアリスのように落下するイラストが、とてもファンタジックかつポップで目を引いた。
これが自分が初めて見たヴァニラウェアのイラストであり、その独特の雰囲気にすっかり魅了されてしまった。
RTSというジャンルには触れたことがなかったが、それでもどうしてもプレイしたいと思えるほど、このインパクトは大きかったのである。
公式HPで見てみると、ゲオの予約特典のクリアファイルにこのイラストが使われているようだ。
他にもいろいろなイラストが見られるので、よければ公式HPをチェックしてみてほしい。
謎多きキャラクター
イベントシーンはキャラクターの2D立ち絵で進行する。
登場人物はいずれも個性派ぞろいであり、ファンタジーならではの驚くような背景を持つキャラクターも多く、次第に明らかになる彼らの正体も注目してほしいポイントである。
ちなみに自分は魔法学校の教師であるアドヴォカート先生がお気に入りだ。
よく見るとキャラクターたちは呼吸しているかのように胸が上下しており、今では珍しくもない技術かもしれないが、当時そのことに気がついた時はこんな表現ができるのかと驚いたものである。
無双できる!?RTSバトル
キャラクターたちのインパクトに圧倒され、学園に起こる出来事に目を見張っているうちにプレイヤーはバトルに放り込まれる。
自分は物語の続き見たさに不慣れなRTSに気合を入れて取り組んだ。
初めこそ四苦八苦していたが、自分なりのセオリーを見つけた後半からはほぼ負け知らずの状態になり、敵を圧倒的パワーでなぎ倒すのが爽快だった。
『グリムグリモア OnceMore』ではバトルシステムが一部変わっているようなので、そこまで簡単にはいかないかもしれないが、難易度選択もあるのでぜひ活用してほしい。
『グリムグリモア OnceMore』は現在、本編にデータを引き継げる序盤の体験版を配信している。
購入前に雰囲気をつかみたい人は、ぜひダウンロードしてみてほしい。