「Summer Game Fest」が日本時間6月10日3:00(早朝)より幕を開ける。
このイベントがどういうものか簡単に言うと、毎年6月に行われる世界的なゲームの発表会であり、E3と同時期に開催されている。
今年はE3が中止となったため、実質この「Summer Game Fest」が最も注目すべきゲームイベントとなったと言えるだろう。
日本からでもthegameawardsの公式youtubeから配信を視聴することができるが、リアルタイムで見るのはなかなか厳しい時間帯だ。
自分もおとなしく寝て、明朝を楽しみにするつもりだ。
しかしただ眠ってしまうのももったいない。
そこで、来てほしいゲームの発表を挙げ、明日の朝答え合わせをするという楽しみを用意してみることにした。
実現性は脇にいったん置いておき、とにかくこれを待っている!というものを取り上げてみた。
『シェンムー4』の発表
いきなり大きく出た。
しかし、自分がなにより待っているのはこのゲームである。
前作『シェンムー3』が2019年に発売されてから、3年が経った。
ストーリーはまだ完結しておらず、エンディング後には製作者からのメッセージとして『4』でまた会いましょう、と書かれていた。
自分はその言葉を信じてずっと『4』を待ち続けているのである。
一般的に『シェンムー』といえばセガのゲームだというイメージがあるだろう。
『シェンムー1&2』については、たしかにセガのゲームである。
だが、『シェンムー』の生みの親である鈴木裕氏は現在はセガを離れ、「株式会社YS NET」という会社を立ち上げている。
前作『シェンムー3』も制作したのは株式会社YS NETであり、発売元はセガではなくDeep Silverという会社なのである。
株式会社YS NETは『 Air Twister』というゲームを発表したばかりであり、同時に『シェンムー4』を開発しているとは考えにくいようにも思える。
だが、忘れてはならないのが2015年のE3である。
ソニーのカンファレンス枠で、前作『シェンムー3』はキックスタータープロジェクトとして発表されたのである。
資金を募り、そこから開発がスタートした。
今回も同じことがないとは言い切れないだろう。
そして、現在アニメ版『Shenmue the Animation』が絶賛配信・放送中であることも忘れてはならない。
これはセガが制作に関わっているアニメであり、鈴木裕氏も原案として名前が連なり、アドバイザーとして参加している。
初めは配信のみのアニメだったが、TOKYO MXという関東ローカルではあるが地上波放送も始まり、現在横須賀市とのコラボイベントが行われている。
切手が発売されたり、サントラの発売も決まるなど、かなりセガはアニメ『シェンムー』に力を入れているような印象を受ける。
そこで、自分は夢想する。
鈴木裕氏とセガが共同で『シェンムー4』を作ることもあるのではないかと。
「Summer Game Fest」にはセガも参加する。
そこでぜひ、全世界が待ちわびている『シェンムー4』の発表が来ることを期待したい。
上田文人氏の新作
上田文人氏とは『ICO』『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ』を制作したゲームクリエイターである。
自分はこの3作をすべてクリアしており、どれも心に残る名作であると思っている。
2016年に発売された『人喰いの大鷲トリコ』(とその後に出る予定だった『シェンムー3』)のためにPS4を買ったのだが、あれから早6年である。
そろそろ新作にも期待したくなってくる。
この3作はソニーのJAPAN Studioで制作されたゲームだが、現在上田氏は「genDESIGN」という会社の代表を務めている。
『人喰いの大鷲トリコ』はソニーを離れた上田氏とJAPAN Studioが共同で制作したゲームであるようだ。
そのため、前3作と同じ体制で新作を開発するというのは簡単な話ではないかもしれない。
とはいえ、自分としては作品に惚れ込んだ結果、もう上田文人氏というクリエイター自身のファンでもあり、彼のインタビューは目につくものはすべて読んでいるほどである。
上田氏の作り出す世界に、どこまでも着いていこうと思っているのである。
そして、先日発表されたソニーのゲームサブスクである「Play Station Plus」。
すべてのサービスを含む「プレミアム」に加入すれば、3作すべてをプレイすることができる。
いままで上田作品に触れてこなかったプレイヤーにも、これをきっかけにその魅力が伝わってくれたらいいと願っている。
そして、『シェンムー3』と同じく『人喰いの大鷲トリコ』についても2015年のE3は忘れられない大きなイベントとなっている。
長らく続報が来なかった『人喰いの大鷲トリコ』のトレーラーが公開され、実際のゲームプレイ映像とともに2016年に発売されるという告知がされ、待ち望んでいたファンたちは歓喜したのである。
今回の「Summer Game Fest」で上田氏の4作目が発表されれば、またもや大きな話題になるだろう。
その他の作品を挙げるとすれば、
『ヴァルキリーエリュシオン』の続報
『ヴァルキリープロファイル』の続編である『ヴァルキリーエリュシオン』。
2022年発売予定ということなので、そろそろ続報が欲しいところである。
個人的にはエインフェリアの立ち位置が気になっている。
できれば初代のように彼らのドラマが見たいところである。
『ドラゴンズドグマ』続編
現在Switch版がセールで990円で購入できるほか、PS4版でも値引きが行われている。
10周年記念セールとの触れ込みだが、もしかすると続編の布石かもしれないと深読みしてしまう。
自分も現在『ドラゴンズドグマ ダークアリズン』を初見で楽しんでいる最中であり、プレイヤーキャラクターだけでなく相棒となるポーンまでキャラメイクできることに感激している。
このポーンシステムを発展させた続編があれば、ぜひプレイしたいところである。
さて、まだまだ語りたいゲームはあるのだが、この辺りにして今晩は寝ることにする。
明日の朝が実に楽しみである。