2月10日のニンテンドーダイレクトにて発表された、5月12日発売予定の実写ミステリアドベンチャーゲーム『春ゆきてレトロチカ』(スクウェア・エニックス/Switch/PS4/PS5/PC)。
本作は自分がニンダイの中で最も興味を惹かれたゲームであり、今では2022年発売予定のソフトの中で一番楽しみな作品となっている。
今回はそんな『春ゆきてレトロチカ』への期待について語っていきたいと思う。
・「実写ゲーム」であることのインパクト
まずなにより、実写のゲームが発表されたということに驚いた人たちも多いだろう。
自分もその映像のインパクトに度肝を抜かれた一人である。
実写のゲームにはめったにお目にかからない上、今まで自分でもプレイしたことはなく、これまで縁のないタイプの作品であった。
そこから一歩進んで本作に注目しているのは、『春ゆきてレトロチカ』が自分の好きなジャンルであるミステリアドベンチャーゲームであるからという理由が大きい。
現時点では本作のアドベンチャーとしてのゲームプレイと、ストーリーに主に期待している。
・3つのパートに分かれたゲームシステム
『春ゆきてレトロチカ』は「問題編」「推理編」「解決編」の3つに分かれており、本作の最大の特徴である実写映像が主に使われているのは「問題編」となるようだ。
ただ眺めるだけのドラマではなく、映像に隠された手がかりを探すために頭をフル回転させる必要があるらしく、緊張感のあるパートとなりそうだ。
「推理編」には自分で推理し仮説を組み立てるというゲームプレイ部分がしっかりあるらしい。
本作の要となるシステムのようで、公式TwitterQ&Aやインタビューでもこの部分への言及は多い。
自分もゲームプレイとしての多彩さが期待できる点から、一番注目しているのがこの「推理編」である。
とはいえその全貌はまだ明らかになっておらず、今後の発表を待ちたい。
「解決編」では「推理編」で作った仮説を披露し犯人を追い詰めるという流れになるようである。
「犯人はこの中にいる……それはあなただ!」ができるわけである。
様々なミステリ作品で見てきた探偵役をまさに自分が演じ、組み立てた仮説を元にロジックで犯人を追い詰めていくゲームプレイは、大きなカタルシスが味わえそうで今から楽しみである。
・レトロな雰囲気漂う魅力的な世界観
最後に本作の世界観についても触れておきたい。
『春ゆきてレトロチカ』では100年に渡って起きた4つの殺人事件の謎を解くということで、過去の時代が舞台となる事件もあるようだ。
トレーラーに見られるような着物姿の登場人物や、純和風の豪邸、クラシックな洋館のような部屋などの舞台設定、またパッケージなどから作品全体にレトロであると同時に曰くありげな、謎めいた雰囲気が漂っている。
このミステリアスなストーリーの真相にも、ぜひ期待したい。
発売日の5月12日までまだ少しあるが、『春ゆきてレトロチカ』についての新情報は公式Twitterを中心に続々と公開されている。
特にQ&Aは充実した内容となっており、誰もが疑問に思った点についても説明されているので、本作が気になっている人はぜひチェックしてみてほしい。