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スクエニ実写ADV『春ゆきてレトロチカ』中盤あたりまでの感想(ネタバレなし)

ADV好き、ミステリ好きにおすすめ

 

現在、スクウェア・エニックスはサマーセールを行っている。

7月20日までSwitch/PS4/PS5の対象商品をセール価格で買うことができる。

 

このチャンスにかねてより注目していた実写アドベンチャーゲーム『春ゆきてレトロチカ』のSwitch版を30%オフの5,236円で購入してみた。

PS4/PS5版も同じ値段で販売中である。

現在おそらく中盤と思われるところまで進めており、システム面についてはおおよそ把握できた。

本作は、公式がネタバレ禁止をしているため、ストーリーについてはふれずに全体的な印象について語りたい。

 

 

すぐになじめる実写表現

まず、実写作品であることについての感想を述べたい。

自分はこれまで実写のゲームをプレイしたことがなかったため、一体どのような感触になるのか想像がつかなかった。

実際にプレイしてみて、自分でも意外なほどすんなりとこの映像表現になじむことができた。

冒頭から始まるムービーを見るうちに、すぐにTVドラマを視聴しているかのような気分になり、実写ゲームであるということより登場人物や人間関係、舞台設定などを把握することに意識が向いていった。

発売が迫ってから情報をシャットアウトしていたので、ストーリーもあらすじ程度しか知らず、続きが気になって結果的に何時間も続けてプレイしてしまった。

普段ドラマや映画を楽しんでいるという人なら、このムービーパートも同じ感覚で見ることができるだろう。

画面上に表示されるヒントは、特に操作せずとも自動に取得されていくため、ドラマを見ているだけでゲームは進行していくので安心してストーリーを追うことができる。

 

 

迷推理が面白い推理パート

次にシステム面である。

ムービーパートが終わると、主人公のはるかの脳内イメージを具現化した「思考空間」に移動して仮説を組み立て、推理をしていくことになる。

ここは一種のパズルのようになっており、蜂の巣状のステージに謎となるワードが配置されており、その謎の手がかりが書かれたタイルを当てはめていくことで仮説が文章として出来上がる。

こう書くとなにやら複雑そうだが、ヒントとしてタイルには記号も描かれており、同じ記号のところにタイルを配置するだけで仮説は完成するため、時間はかかっても推理パートは必ずクリアできる。

 

ここで組み立てられる仮説は必ずしも正しいわけでなく、中にはかなりトンデモ推理なものもある。

「そんなわけあるかい!」と面白がってツッコミを入れながら見るのがおすすめである。

仮説はどんなものでも大真面目な文章で書かれるため、そのシュールさが癖になること請け合いだ。

ある程度仮説を組み立てると推理パートを終わりにできるのだが、自分は全部の仮説を見てから先に進むようにしていた。

 

 

親切設計な犯人当てパート

いよいよ組み立てた仮説を元に犯人を指摘するパートに入る。

そこまで身構えなくとも、はるかのセリフの流れに沿った選択肢を選んでいけばなんとかなる場面も多い。

間違えても間違えたなりのセリフが用意されており、推理の見直しをして再挑戦することができる。

一度、真面目に選んだのに大ハズレな推理をしてしまった時はかなり面白い展開になったので、二週目以降は積極的にハズレ選択肢を選んで登場人物のリアクションを見ていきたいと思っている。

ただ、ミスをすると章終わりのランク判定が下がってしまう。

最高ランクはSであると思うのだが、今のところAかBしか取れていない。

まだ中盤(おそらく)のため、この判定が後々なにかに関わってくるのかどうかは分からないが、S必須のアンロック要素があったら二周目に持ち越したい。

 

 

まとめ

以上が『春ゆきてレトロチカ』中盤までプレイした感想となる。

ずっと気になっていた作品だったため、セールがいいきっかけとなった。

遊ぶ前はもっと難しいゲームではないかと想像していたのだが、実際は簡単とまではいかないが救済措置も多く、ミステリ好きなら楽しんでプレイできる作品であると感じている。

まだクリアしていないため、ストーリーがどのような結末を迎えるかで印象は変わるかもしれないが、今のところ満足度はかなり高い。

 

このまま楽しみながらクリアを目指していこうと思う。