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SNSフル活用ミステリADV『Until Then』に期待が高まる!「いいね!」で人間関係を築け

本日、新作アドベンチャーゲーム『Until Then』のSteamストアページが公開された。

……ということをゲームメディアの報道で知ったのだが、これがなんとも面白そうな作品なので、ぜひその期待を語りたい。

詳細を知りたい方は、Game*Sparkの、

 

ソーシャルメディアでも人間関係を築き謎を解く2.5Dドット絵ADV『Until Then』Steamストアページ公開―謎の異変の中、いいね!やコメントの先にあるものは

 

という記事を参照してほしい。(リンクを貼っていいのか不明なため各自検索してみてもらいたい)

 

主人公はインターネットネイティブ

 

 

ビジュアルの第一印象

さて、本作の存在を自分は今日知ったのだが、まずスクリーンショットを見た時の第一印象は、

「『A Space for the Unbound 心に咲く花』っぽいな」というものだった。

上記のゲームは今年1月に発売された、90年代のインドネシアの田舎町を舞台としたADVで、自分は未プレイだが感動的なストーリーが好評を博していた。

調べてみると『Until Then』の舞台は架空のフィリピンだというので、同じ東南アジア圏ということでその直感は当たらずとも遠からず……といったところだろうか。

開発時期が重なっているので直接影響を受けたということはないと思うが、隣り合う2つの国なので、文化的にも近いものがあるのかもしれない。

 

 

詳細を見ていくと、完全2Dだった『A Space for the Unbound 心に咲く花』とは違った点として、『Until Then』は2.5Dで奥行きがあることが挙げられるだろう。

ビジュアル表現としては『十三機兵防衛圏』が近いと思われる。

公式Twitterでは、どこかノスタルジックな雰囲気の漂う横スクロール(?)の画面をドット絵のキャラクターが歩き回るムービーが公開中である。

電車、学校、コンビニのネオンが輝く夜の商店街など日本でもなじみのある景色の他にも、フィリピン式仏壇のようなものが置かれた海外産ゲームならではの目を引くロケーションもあるようだ。

 

 

 

 

ストーリー

本作の主人公は高校生のマークであり、自室で目覚め、ピアノの練習をし、宿題に追われるという当たり前の日常を送っていたが、とある出来事が彼の運命を変えていく。

この出来事についてはまだ不明だが、時を同じくして街では失踪事件など不可解な現象が多発し、マークはその謎を探っていくことになる。

その際活用するのはSNSを始めとしたインターネットであり、友人やネット上の知人の投稿に「いいね!」やコメントをするかしないかによって関係性が変化していくというのが面白い。

それがストーリー進行にどのような影響を与えていくのかも気になるところだ。

 

 

 

 

個人的注目ポイント

温かみのあるグラフィックで描かれた、(架空ではあるが)現代のフィリピンの日常を垣間見てみたいというのが本作をプレイしたい大きな理由の一つになっている。

正直自分にはフィリピンの知識がほとんどない。

『Until Then』の主人公の高校生の目を通して、フィリピンが一体どんな文化がある国なのか、一般の人々がどういった暮らしをしているのかを知ることができることを期待したい。

 

 

余談だが、自分は以前NHKの『世界ふれあい街歩き』という番組にハマっていたことがある。

これはドキュメンタリーであり一種の旅番組なのだが、特徴として人の目線の高さにカメラが固定されており、一人称視点で撮影されているという点が挙げられる。

そして映しているのは観光名所ではなく、その町の人々の当たり前の生活風景なのである。

世界各地に赴くため、回によってかなり雰囲気も違うのだが、どこの町でも市場にはその国の特色が一番よく表れているという印象が強い。

その国にしかない野菜や調味料、そこでしか採れない海産物がずらりと並び、そしてそれらを買い求める普段着の地元の人々の間をかき分けてカメラが進んでいく。

あの未知の文化に触れるワクワク感、新鮮な驚きはあの番組の醍醐味だった。

 

 

『Until Then』では「賑やかな首都の中心部から草原や海岸沿いの町を通る長いバスの旅」(Steamストアを翻訳)まで様々な光景が描かれるようなので、異国情緒あふれる架空のフィリピン描写を楽しみにして待ちたい。

 

 

発売時期はまだ未定だが、日本語対応予定なので、気になる人はウィッシュリストに入れて自分と一緒に続報を待とう!