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なつかしゲームから最新ゲームまでアツく語る!

超ゆる企画!懐ゲーでクリスマスカウントダウン『ヴァルキリープロファイル』

ひいきのエインフェリアは誰ですか?

 

「超ゆる企画!懐ゲーでクリスマスカウントダウン」は、うろ覚えでなつかしゲームを語っていくというクリスマスまでの期間限定シリーズである。

「とにかく毎日アップする」ということを目標に、時短のために一切何も調べず記憶だけを頼りにして書いていくため、あやふやな記述だらけの記事となることをご了承いただきたい。

 

前回の記事はこちら。

 

gameandbooknadonado.hatenablog.com

 

 

さて、今回取り上げるのはヴァルキリープロファイル(以下、VP)』である。

ちょうど明日12月22日に移植版の『ヴァルキリープロファイル―レナス―』がPS5/PS4向けに発売されるが、詳細は各自調べていただきたい。

 

 

自分を虜にした作品

このゲームは、人生のベストゲームTOP10を選んだら必ずランクインするほど自分にとっては思い出深い作品である。

自分を惹き付けてやまないのは、北欧神話をモチーフとした独特の世界観、そしてなんといってもエインフェリアたちの存在である。

自分は北欧神話についてあまり知らず、本作でいろいろな知識を得た。

神々の黄昏<ラグナロク>が近いという世界には、破滅に近づいているという切迫感とともに物悲しさが漂う。

エインフェリアは全員死すべき運命の者たちであり、プレイヤーはヴァルキリー(レナス)となってその死の場面に立ち会うことになる。

 

 

『VP』は全体的にシリアスなトーンの作品で、吉成兄弟の手掛けるキャラクターデザインと相まって、それまでプレイしてきたゲームとは違ったどこか大人っぽい雰囲気があり、それが自分を虜にした。

 

 

発売前からその期待値は高まるばかりで、本作の情報が載った雑誌は残らず読み、徐々に公開されていくエインフェリアたちの顔ぶれを見ては、誰をメインで使おうか真剣に考えた。

実写が印象的なTVCMも録画し、繰り返し繰り返し視聴した。

このCMは作品の持つ物悲しさや、滅びゆく美しさが余すことなく表現された素晴らしい映像なので、機会があればどこかで見てもらいたい。

開発元のAAA(トライエース)は今もあるのか分からないが、当時はHPに掲示板があり、自分は発売が楽しみすぎる気持ちをよく書き込んでいたりもした。

それにしても我ながら時代を感じるエピソードである。

 

 

 

お気に入りキャラはカシェル

本作は美麗な2Dのドット絵で描かれており、キャラクターの芝居にも力が入っている。

エインフェリアたちの死にまつわるストーリーは、短いながらも丁寧に描かれ、ボイスの効果もありキャラクターに感情移入して見入ってしまうほど見事である。

自分は雑誌で見かけて気に入っていたキャラクターたちが、一体どういう死を迎えるのか楽しみともつかない複雑な心境で見守っていた。

 

 

特にお気に入りのキャラクターはカシェルである。

彼は、残念なことに戦闘ではあまり有効なキャラクターでないことで有名なのだが、自分はそれを理解した上でメインで使っていた。

カシェルはいいヤツである。

パーティーを組んで旅をしている冒険者であり、ある時立ち寄った村で命を落とす。

詳しいことは言わないが、「本当にいいヤツだな……」としか言いようのない死に様を迎える。

数多くのエインフェリアが登場する本作では、誰にでもひいきのキャラクターがきっとできるはずだ。

 

 

『VP』は、エインフェリアたちのストーリーを追って彼らを仲間にしていき、ダンジョンを踏破する中で彼らを成長させ、ラグナロクで戦う神々の尖兵となるべく神界へと転送する。

神界フェーズでは文字だけの情報であるが、エインフェリアたちのその後の活躍を追うこともできる。

ひいきしているキャラクターは神界へ送らず、パーティーに入れたままにしておきたい人が多いだろう。

だが、ある程度の区切りごとに何人かは必ず手放さなければならず、泣く泣く別れを告げて彼らの今後の活躍を祈ることになるのである。

しかし自分はカシェルだけは一度も転送したことはない。

なので彼が神界に行った場合、どんな活躍を見せるのか未だに知らないままである。

 

 

 

ここまで約一時間かかって書いているが、昨日の『双界儀』に比べると、かなり自分の記憶がハッキリしていることにちょっと驚く。

人生ベスト10入りゲームなので、思い入れの深さが違うからかもしれない。

でもそろそろ話をまとめることにしようか。

 

 

 

本作の冒頭では、薄幸の少女プラチナと少年ルシオの逃避行が描かれる。

鈴蘭の草原にたどり着いた2人が迎える運命の残酷さに胸を打たれるだろう。

風に吹かれて花びらが舞い散る中で、崩れ落ちる少女の美しい銀髪はプレイヤーの目に焼きつくに違いない。

自分はこの鈴蘭の草原のシーンが大変好きであり、作品が発表されるとほぼ同じくらいのタイミングで公開されたこの場面があったからこそヴァルキリープロファイルに注目したと言ってもいいくらいだ。

ぜひこれから本作をプレイする人がもしいたら、冒頭からぜひこの世界観にどっぷり浸ってもらいたい。

 

 

 

まとめ

さてと、昨日とはだいぶ違うトーンで「超ゆる企画!懐ゲーでクリスマスカウントダウン」をお送りした。

全然ゆるくない”ガチ”目の作品語りになってしまったが、自分がヴァルキリープロファイルが好きなことは伝わっただろうか。

明日からはまたうろ覚えゲーム語りになると思うので、楽しみに(?)待っていてほしい。

 

 

ではまた明日!