伝説の人面魚育成ゲーム『シーマン』とチルドコーヒー「マウントレーニア」が奇跡のコラボレーションを果たしている。
対象商品は、5月9日から発売されている「マウントレーニア カフェラッテ エスプレッソ ~深い癒やし水景パッケージ~」である。
商品パッケージについているQRコードを読み取ることで、キャンペーンページへ飛ぶ。
カメラを起動し商品ラベルの写真を読み取ると、美しい水の中の光景をARで見ることができるようになっている。
シーマンはランダムで出現し、全4種類のセリフを話してくれる。
間違えずに買おう
「マウントレーニア」には商品バリエーションが数種類あるため、必ず上記商品名のものかどうかを購入の際には確かめてもらいたい。
緑色をベースとしたラベルで、水の中の景色を撮影した写真がプリントされている。
ちなみにパッケージには『シーマン』の「シ」の字も描かれていない。
また、「~深い癒やし水景パッケージ~」は「1~4」まであるが、どれか1つを買うだけで全4種類のシーマンのセリフを聞くことが可能である。
そもそも『シーマン』とは何か?
『シーマン~禁断のペット~』はドリームキャストで1999年に発売されたセガのゲームであり、専用マイクを使って人面魚であるシーマンと会話できるという斬新なシステムが売りであった。
その後PS2でも発売されていたようだが、自分がクリアしたのはドリームキャスト版である。
シーマンは人面魚という尖った生き物であるが、どこにでもいそうなごく普通の男性の顔をしており、その話し方はとてもゆるい。
会話としては「血液型は?」「星座は?」といったような簡単な質問に対して、こちらが短い単語で返答をし、その答えに対してシーマンがちょっと面白いコメントをするという形式である。
こちらから呼びかけることもでき、登録されている単語であれば、リアクションを返してくれる。
自分はシーマンをクリアしたと先ほど書いたが、本作は会話をするだけのゲームではなく、育成ゲームでもあり、一応ゴールが設定されている。
シーマンは初めは卵であり、それを孵化させ、幼魚を育て、段々と大きくしていきようやくあの皆が知るシーマンになる。
水温を調節したりエサをあげたり、実はプレイヤーが『シーマン』でできることは会話以外にも結構あるのだ。
今回のマウントレーニアとのコラボでは、水音ASMRをバックにシーマンが登場するが、実際のゲームでもプレイ中は水槽の「コポコポコポ…」という音が常に聞こえ、それは確かに癒やされる音でもあった。
実際に買ってみた
コンビニを3軒はしごしてようやく「マウントレーニア カフェラッテ エスプレッソ ~深い癒やし水景パッケージ~」を入手できた。
偶然かもしれないが、ファミリーマートはマウントレーニアの品揃えが充実しているように思えた。
コラボ前の旧パッケージのものも並んでいたため、気をつけて選ぶ必要がある。
また、初めに書いたように1本買えば全パターンのセリフが視聴可能である。
QRコードの読み取りはなんなくできたが、次にARを起動させるのに手間取ったが、これはパッケージを適当に撮影しながら「スタート」ボタンを押し、その後にスマホを近づけたり遠ざけたりすれば認証してくれるようだ。
水の中の映像が流れ出し、シーマンが右端から登場してくる。
出現はランダムということだが、3回に1回は出てきたため粘ることもなく全パターンを聞くことができた。
感想としては、まずはとにかく絵面が懐かしく、そして口調も「そういえばこういうキャラクターだったな」とすぐに思い出すことができるおなじみのものであった。
セリフは短いが、キャンペーンページでも「格言」と言われているように、魚から見た人間社会についてという体でちょっと深いことを言ったりもする。
フフッと少し笑えて、その意味ではコラボの狙い通り癒やされたのかもしれない。
かつて『シーマン』をプレイした人はもちろんだが、未プレイの人でも、ゆるくしゃべる人面魚がちょっといいことを言うというシチュエーションに面白さを感じるかもしれない。
最後に
久しぶりにマウントレーニアを飲んだが、エスプレッソなのでほどよい苦味があり、なかなか美味しかった。
購入予定の人は、できるだけ静かな環境でARを起動し、癒やされる水音とシーマンの名台詞を堪能してもらいたい。