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ゲーム『十三機兵防衛圏』プレイヤーはなぜ「焼きそばパン」のことしか話さないのか?

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サブリミナル焼きそばパン


いよいよ4月14日(木)に発売される『十三機兵防衛圏』(Switch/アトラス)。

元々はPS4で2019年に出たゲームであり、Switch版はその移植作となる。

 

 

・高評価アドベンチャー

本作はPS4版発売当初からネット上の口コミや、ゲームメディアでのレビューなどでそのシナリオの面白さが評判になっていた。

様々なゲームの授賞式でもこのタイトルの名が挙がっていたので、それをきっかけに本作を知った人もいるだろう。

その高評価を受けて、今回Switch版が出るのをきっかけに『十三機兵防衛圏』の世界に触れてみようかと検討している人も多いと思われる。

 

 

・ネタバレ厳禁

だが、購入にあたって本作のことをいろいろ調べてみても、ストーリーのどこがどう魅力的なのかをハッキリと書いた文章というのはまず見つからないのではないだろうか。

作品が自分向きかどうかを知ってから購入したいゲームプレイヤーはそこに歯がゆさを感じたかもしれない。

しかし、それもそのはず、このゲームはネタバレ厳禁な作品だからである。

と言っても公式がネタバレを禁じるアナウンスをしたわけではない。

だが、クリア済みのプレイヤーたちの間に、暗黙の了解のようにネタバレは謹むべきだという空気が流れたのである。

それはこのまれに見るハイクオリティな作品の初見の感動を他のプレイヤーにも味わってほしいという気持ちと共に、このすさまじい作品を生み出した製作者たちへの敬意も含まれているのではないかと考えている。

 

 

・焼きそばパンの話題はいくらでもOK

この緻密に組み立てられたシナリオについて、うかつに何かを言うとそれがネタバレに繋がる恐れがある。

だが、一切何も言わないでいるには『十三機兵防衛圏』はあまりにも面白すぎた。

そこで、どうしても何かコメントしたいという一部のプレイヤーは、「焼きそばパン」について語ることにしたのである。

この「焼きそばパン」とは、もちろんコッペパンに焼きそばを挟んだ、おなじみの惣菜パンのことである。作中で非常にインパクトのある登場をする。

そして本作の素晴らしいシナリオと焼きそばパンには直接関連性はない。

つまり安心して話題に出せ、なおかつ語りがいのある存在として焼きそばパンは重宝されていたわけである。

 

 

・焼きそばパンへの思い込みを捨てる時

日本に住むゲームプレイヤーの多くは焼きそばパンを食べたことがあるだろう。

もしなくても、パンに焼きそばを挟むとどういった味わいになるのかおおよそ想像がつくはずだ。

庶民的で、馴染み深い味。

だが、その味わいが登場人物の巧みな台詞回しによって語られ、見た目にも食欲をそそるそれを彼らがいかにも美味しそうに頬張るのを見る時、焼きそばパンが何やら自分の思っている以上の素晴らしい食べ物であるかのように感じられるのである。

その味をどうしても確認したくなり、クリア後、いやプレイ中から焼きそばパンを求めて多くのプレイヤーが町を駆け巡ったことだろう。

 

 

・公式も猛プッシュする焼きそばパン

そして、『十三機兵防衛圏』公式も大変焼きそばパンを推している。

焼きそばパンの描かれたTシャツやパーカー、クッションなどが発売されており、クレープ店でのコラボ商品としても異色の焼きそばクレープなるものが登場していた。

公式的にもネタバレに触れない安全な話題として焼きそばパンをとりあげているのは間違いない。

そしてプレイ済みの人にとっては本編を振り返って盛り上がることができる美味しいネタでもある。

 

 

・最後に

Switch版で新たに『十三機兵防衛圏』に触れるプレイヤーも、この焼きそばパンの洗礼を受けることになる。

シナリオの面白さにのめりこみつつも、焼きそばパンのことが脳裏から離れず、気がつけばパン売り場でその姿を探し求めることになるだろう。

そしてゲームをクリアしその感動を語りたくなった時、ネタバレを避けて何も言えなくなり、思わず焼きそばパンの話題を口にしてしまうだろう。

 

今から起こる焼きそばパンのプチブームが楽しみである。