長い間噂されてきたプレイステーションのゲームサブスクが6月よりついに開始される。
従来のPS PlusのサービスとPS Nowが統合された内容になるようだが、金額に応じてプランは3つに分かれるようだ。
個人的に最も気になったのは、最上級プランである「PlayStation Plus Premium」である。
なぜなら、このプランでは初代PlayStation、PS2、PS3、PSPのタイトルが最大240本も遊べるとの発表があったからである。
気の早い自分は、どのタイトルが遊べるのか考え始めている。
4つのハードで240本ということは、均等に割り振ったとしても1つのハードで60種類ということになる。
となると、相当限られた有名ゲームしか遊べないのかもしれない。ソニーのゲームがメインになる可能性もある。
だが、ここでは実現性は抜きにして個人的な願望として、これが遊べたら嬉しいというタイトルを初代Play Stationの中から3つ選んでみた。
なお、PS Nowで遊べるゲームは除外している。
1.『ゼノギアス』(スクウェア(現:スクウェア・エニックス)/PS/1998年)
なにを隠そう、このタイトルは自分の人生のベスト1位のゲームである。
ジャンルはRPGで、壮大なスケールで描かれるSF作品である。
主人公フェイの過去や世界の真実に迫る謎めいたメインストーリーと、仲間になるキャラクターたちが繰り広げるとにかく熱いストーリーとが交互に進行していき、先が気になる展開の連続に、文字通り辞め時を見失うゲームだった。
2.『ヴァルキリープロファイル』(エニックス(現:スクウェア・エニックス)/PS/1999年)
勇者の魂を集めて神界の戦争ラグナロクへと送り出す使命を負った、女神ヴァルキュリアを主人公とした北欧神話モチーフのファンタジーRPGである。
仲間になるキャラクターの死を見守る物悲しいストーリーは、本作の唯一無二の寂寥感漂う世界観を生み出しており、各キャラクターの最期を思い出すたびに切ない感情が蘇る。
また、バトルでは技名を叫んだり大魔法の長い呪文を読み上げる演出があり、これが痺れるくらいにカッコよくテンションがあがる。物寂しいだけでなく、気持ちが熱くなる場面もちゃんと用意されている魅力の多いゲームであった。
また、『ヴァルキリープロファイル』はシリーズ作品であり、先日のState of Playにて新作『ヴァルキリーエリュシオン』が発表されている。
本作についての期待を語った記事はこちら。
gameandbooknadonado.hatenablog.com
3.『ジルオール』(コーエー(現:コーエーテクモゲームス)/PS/1999年)
フリーシナリオという自由度の高いシステムを持つRPGである。プレイヤーは冒険者となり、どこへ行くのも誰を仲間にするのも思うがままである。
世界では歴史的な事件が次々に起こるのだが、それに関わりストーリーを動かしていくことも、まったく関わらずただの冒険者としてエンディングを迎えることもできる。
各地で出会うキャラクターは個性豊かで魅力的で、彼らを仲間にしたくて、あるいはエピソードの続きが知りたくて大陸中を走り回ったものだった。
とにかくプレイヤーの行動の選択の幅が広く、一周しただけでは見逃しているイベントが山程あった。何周遊んでも面白いゲームであるという印象が強く残っている。
番外編.『デュープリズム』(スクウェア((現:スクウェア・エニックス)/PS/1999年)
プレイしたことがないがずっと気になっていたゲームである。アクションRPGであり、2人のキャラクターから1人を選んでプレイするシステムのようだ。
とくにミントという少女のキャラクターが印象的で、彼女のストーリーを見てみたいと長年思ってきたので、これを機にプレイできるようになったら嬉しい限りだ。
最後に
「PlayStation Plus Premium」は月額1,550円~であり、個人的には「プレイしたいゲームがあるかどうか」でこの価格設定についての印象は変わってくる。
上に挙げたようなゲームがラインナップに加わることはもしかすると無いかもしれないが、過去の名作としてどのタイトルが選ばれるのかという点は気になる。
今後も「PlayStation Plus Premium」のニュースを追っていこうと思っている。