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ゲーム『シェンムー』シリーズファンがアニメ版への期待を語る

物語のはじまりの舞台はスカジャンで有名な横須賀



伝説のゲーム『シェンムー』がアニメ『Shenmue the Animationになって帰ってきた。

 

4/7(木)より配信スタートし、全13話で構成される。

対象の動画サービスについては詳細は公式サイトや公式Twitterを参照してもらいたいが、契約無しで見られるサイトとしてはGyao!やニコニコチャンネルなどが挙げられるだろう。

 

 

・『シェンムー』のあらすじ

Shenmue the Animation』はシェンムーシリーズ3作品の内、1作目『シェンムー 一章 横須賀』と2作目の『シェンムーⅡ』のストーリーを元に作られているようだ。

 

主人公である芭月涼(はづき・りょう)が殺された父の仇を追って中国へと旅立ち、様々なキャラクターの手を借りながら父の死にまつわる謎について解き明かしていくというのが大まかなあらすじだ。

 

 

・現在もプレイできる原作ゲーム

また、この2作はドリームキャストのゲームだが、現在『シェンムーⅠ&Ⅱ』としてPS4で1本のソフトとして遊べるようにもなっている。

放送前にチェックしたい人や、アニメ鑑賞後に興味を持った人はぜひプレイしてもらいたい。

 

ここからは、『シェンムーⅢ』を含めてシリーズを全てプレイしたファンとして、予想や期待点を語っていきたい。

現在公開されているトレーラーは『一章 横須賀』のエピソードで構成されていたため、予想についても『一章 横須賀』を中心としている。

 

やはり気になるのは、1つ目は原作では3Dで表現されていたビジュアルがアニメではどのように表現されているのかという映像面、2つ目は長い物語の中でどのエピソードを取捨選択するのかというストーリー面についてである。

 

 

・アニメのビジュアル表現について

まず1つ目の映像面に関してだが、キャラクターデザインについては、リアル調であった原作のビジュアルが、うまくアニメタッチに落とし込んでいるなと感心させられた。

 

また、アニメーションとしては、現在トレーラーで公開されているゲームのOPにあたる父・巌(いわお)と涼の宿敵となる藍帝(らんてい)との対峙シーンが臨場感ある見事な出来栄えであることが確認できている。

 

ゲームで何回も見た光景であるのに、また新鮮な気持ちで見ることが出来た。

このクオリティが全編続くならば個人的には大満足である。

 

 

・アニメオリジナルストーリーについて

2つ目のストーリー面についてだが、全13話で『一章 横須賀』と『Ⅱ』を描くという構成を考えると、かなり焦点を絞って描くことになるのではないかと予想される。

 

そこまで時間的な余裕はないかもしれないが、個人的な希望としては、『一章 横須賀』で登場する涼の地元である山の瀬や桜ヶ丘、商店街ドブ板の人々に少しでもいいから出てきてほしい。

個性的なキャラクターである彼らは、ゲームでは涼の手助けをしてくれたり、おちゃめな一面を見せたり、人生のほろ苦さを教えてくれた。

彼らの存在は、『シェンムー』世界をより奥深いものにしてくれたと感じている。

 

トレーラーでは桜ヶ丘に住む山岸という老人との印象的なイベントシーンが確認できた。

これはゲーム本編では必須イベントではないもので、もしかすると同様に地元の人々の活躍が見られる可能性もあるのかもと期待させてくれる。

 

そしてまた、原作では描かれていないアニメオリジナルのシーンについてもすでにトレーラー内でいくつか確認できている。

 

本シリーズの生みの親であるYS NETの鈴木裕氏は、ファミ通のインタビューの中で、ゲームでは公開されていなかったエピソードをアニメに取り入れているという旨を話していた。

シェンムー』の新たなる一面が見られるのが楽しみである。

 

 

 

4/7までは1ヶ月を切っている。

待ち遠しいが、新しく生まれ変わった『シェンムー』についてあれこれ想像をふくらませるというこの時間は、今しか味わえないものである。

Shenmue the Animation』配信を、さらなる期待を胸に待ちたい。