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祝アドベンチャー部門受賞!アツい物語が見たい人におすすめ!ゲーム『バディミッションBOND』

 

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警部補ルーク・ウィリアムズ率いるチームBONDの大活躍を描く


本日授賞式が執り行われたファミ通・電撃ゲームアワード2021。

そのアドベンチャー部門を受賞した『バディミッションBOND』。今回初めてこのタイトルを耳にしたという人も多いだろう。

 

『バディミッションBOND』は、2021年1月29日に発売された、開発元:コーエーテクモ、販売元:任天堂のSwitch専用アドベンチャーゲームである。

現在、0章~1章まで約3時間ほどプレイでき、本編に引き継ぎ可能な体験版が配信されているため、ちょっとでも興味のある人は是非ダウンロードしてもらいたい。

 

さて、この『バディミッションBOND(以下、『バディミ』)』は一体どんな人におすすめなのか?自分なりに考えてみた。

 

・ノベルゲームやテキストアドベンチャーが好きな人

・ゲームではストーリーを重視する人

・かんたん操作でゲームを楽しみたい人

・魅力的なキャラクターの掘り下げが見たい人

 

以上の4つをポイントとして挙げてみた。順番に説明していく。

 

 

・ノベルゲームやテキストアドベンチャーが好きな人

『バディミ』では、シナリオパートがゲームの大半を占めており、登場人物の立ち絵とセリフが表示される定番の2Dアドベンチャー形式で表現されている。フルボイス収録されたシナリオをじっくりと読み進める時間がゲームプレイのほとんどであると言える。

 

『バディミ』特有のシステムである捜査・潜入などではパズル的な要素があったり、実際に自分でキャラを操作するが、本作のメインはシナリオパートである。

そのため、ノベルゲームやテキストアドベンチャーなど、「読む」ゲームに慣れている人が向いていると考える。

 

 

・ゲームではストーリーを重視する人

自分が『バディミ』で一番おすすめしたい要素は、「ストーリーの面白さ」である。

 

公式PVで公開されている範囲で『バディミ』のあらすじを説明すると、世界を股に掛ける正体不明の犯罪組織「DISCARD」と因縁のある4人がチームを組み、陰謀を阻止するために捜査・潜入をしていくというものである。

王道のようでありながら、予想を裏切る展開の連続で、ジェットコースターのようなストーリーだ。

 

任天堂ディレクターの中山朋子氏はファミ通のインタビューで本作を「少年マンガ」をイメージして制作したと話している。

キャラクターデザインを村田雄介氏が担当していることからも、プレイヤーの中では少年ジャンプ作品のようだともよく言われている。

 

ジャンルを説明するとすれば、アクション映画に近いのではないだろうか。危機一髪の状況からからがら逃げ延びるなど、ハラハラドキドキのシーンが目白押しである。

 

また、メインの4人から成る2つのバディ、ルーク&アーロン、モクマ&チェズレイのそれぞれが出会い、そしてぶつかり合うことでどのような結末に進んでいくのかも見逃せない重要なポイントである。

 

少年マンガ」をイメージしていると言っても、主人公はじめチームの4人が全員20代以上であったり、それぞれに職業を持っていることから、社会人世代にも受け入れられやすいのではないかと感じた。

このゲームの対象年齢である15歳以上の人ならば、老若男女におすすめ出来るゲームであると思っている。

 

 

・かんたん操作でゲームを楽しみたい人

まず、このゲームにはゲームオーバーが無い。

開発元のコーエーテクモゲームスのディレクター宮内淳氏はインタビューで、『バディミ』の難易度を「本のページをめくる動作」くらいに抑えたと話している。物語を最後まで楽しんでほしいという思いからそうしたのことだ。

 

潜入パートでは実際にキャラクターを操作して敵地に乗り込むことになるが、基本はアナログスティックでの移動のみ、ジャンプなどもない。本作のアクション要素があるとすれば一つ、画面に表示されたボタンをタイミングよく押すQTE(クイックタイムイベント)ぐらいのもので、こちらは失敗しても何度でもやり直すことが出来る。

 

・魅力的なキャラクターの掘り下げが見たい人

本作はメインシナリオ以外に、「バディエピソード」「サイドエピソード」が存在する。メインシナリオの幕間に起こった出来事や登場人物の過去などを描くショートストーリーである。

 

メインの4人から2人を選んだ6通りのバディが描かれる「バディエピソード」、舞台となるミカグラ島に住む人々とのエピソードを描いたのが「サイドエピソード」となる。

メインシナリオは、犯罪組織「DISCARD」を追うことが目的となっているため、会話のほとんどがそれに関わることで占められているが、こちらではキャラクターの人物像を多面的に掘り下げていく。

ボリュームもたっぷりで、こちらもフルボイスで収録されている。

「バディエピソード」では、同じキャラクターでも組み合わせる相手によって友達同士のようなノリになったり、先輩後輩のような関係になったりとメインシナリオとはまた違った一面を見せてくれるのが興味深い。

 

以上4つのポイントに当てはまる人が、自分の考える『バディミッションBOND』が向いている層である。

いくつか当てはまる人がいたら、ぜひとも体験版をプレイしてみてほしい。そこで面白いと思ったら、その先はもっと面白くなるので、安心して本編に進んでもらいたい。

 

また、本作はニンテンドーカタログチケットに対応しているため、ニンテンドーオンラインに加入している人はぜひそちらも活用してみてほしい。