鈴木の既読スキップ

なつかしゲームから最新ゲームまでアツく語る!

ゲーム『バディミッションBOND』ドラマCDは”聴くバディミ2”!4人の活躍がもっと見たいプレイヤーへのベストアンサー

その手があったか!ドラマCDという選択肢


『バディミッションBOND』(任天堂/Switch/2021年)は稀に見るほど完成度の高いストーリーが描かれた傑作アドベンチャーゲームである。

少年マンガを思わせる熱い展開の連続、そして緻密に張り巡らされた伏線が鮮やかに回収されていく様に、言葉もなく見入ったプレイヤーは多いことだろう。

 

以前、『バディミッションBOND』がプレイヤーの支持を受けている理由を自分なりにまとめたのがこの記事である。

よければ読んでみてもらいたい。

 

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迎えたエンディング、そしてバディエピソードとサイドエピソード。

すべてのストーリーを見終え、「COMPLETE」のスタンプが並んだ画面を見つめて達成感を覚えながらも、「もう、彼らの物語を見ることはできないのだ」という事実に直面して切ない気持ちになった人もたくさん居るのではないだろうか。

チームBONDの活躍をもっと見たい、エンディング後の彼らがどうなったのか知りたいという思いを胸に抱いて、あれこれ想像を巡らせたかもしれない。

 

そんなプレイヤーたちの願いに見事に答えてくれたのが、ドラマCD3部作である。

 

 

1作目『越境のハスマリー』は約1時間30分。

2作目『ヴィンウェイより愛をこめて』は約2時間。

3作目『ホリデー・バーレル』は約2時間30分。

 

 

これだけの時間、ぎっしりと『バディミ』クオリティの物語が続くのである。

『ハスマリー』『ヴィンウェイ』ではそれぞれ大きな1つのストーリーが描かれている。

3作目の『ホリデー・バーレル』はゲームでいうバディエピソード、サイドエピソードのように複数のショートストーリーから構成された内容となっている。

 

 

舞台となるのは本編から1年半後の世界であり、完全にエンディングから地続きとなっているため、クリア済みのプレイヤーを対象とした内容であることも強調しておきたい。

 

まだプレイ中の人は聴かないで



そして、3作目『ホリデー・バーレル』に至っては本編エンディング後に解放される、とあるサイドエピソードを「COMPLETE」にしてから聴くことを強くおすすめする。

ゲームプレイ体験を損なう可能性がある、重大なネタバレのオンパレードだからである。

 

 

そして、これらは発売順に時系列に並んでおり、前巻の内容にふれる場面もある。

3作揃える予定のある人なら、できれば上に挙げた順番で聴くことが望ましいだろう。

 

 

しかし、すべてを「COMPLETE」したプレイヤーでも、ドラマCDを聴くことにためらいを感じるかもしれない。

あれだけ完璧に幕を閉じた『バディミッションBOND』に、これ以上語ることなどないのではないか、CDを聴くことで作品のイメージが壊れてしまうのではないかと不安に思うのも当然だと思う。

また、ドラマCDという媒体に馴染みがなければより懸念は強まるだろう。

 

自分にも同じような迷いがあった。

しかし、出来上がったこの3部作は、そんな思いを吹き飛ばすかのように本編のハードルを軽々超えて新たなる物語を見せてくれたのである。

『バディミッションBOND』にまだこれだけの可能性が眠っていたということに、驚きを隠せない。

 

これまでドラマCDというものを聴いたことはなかったのだが、始まるとすぐにバディミワールドに引き込まれ、セリフを聴いているだけなのに「今、きっとこの表情しているんだろうな」などと脳裏にゲーム画面が浮かぶようになっていた。

ふんだんに盛り込まれたアクションシーンは、本編のOPやイベントシーンで見られたようなアニメーションとして思い描くことができた。

 

声と効果音、音楽だけで表現されているというのにとてつもない臨場感がある。

2作目『ヴィンウェイより愛をこめて』を聴いていた時、舞台となる極北の国の暗い空から降りしきる雪をたしかに目の前で見たし、吹きすさぶ寒風に身を縮こまらせていたと今でも思っている。

 

ゲームでは会話中にしか登場しない国、ヴィンウェイ

 

このドラマCD3部作は、実質『バディミッションBOND2』であると言ってもいいくらいのハイクオリティな作品であると今では感じている。

 

ゲームの続編を待つ人にこそ、ぜひ聴いてほしい。

 

来てほしい!「Summer Game Fest」で期待しているゲームの発表

ゲーム業界の夏祭り!


「Summer Game Fest」が日本時間6月10日3:00(早朝)より幕を開ける。

このイベントがどういうものか簡単に言うと、毎年6月に行われる世界的なゲームの発表会であり、E3と同時期に開催されている。

今年はE3が中止となったため、実質この「Summer Game Fest」が最も注目すべきゲームイベントとなったと言えるだろう。

 

日本からでもthegameawardsの公式youtubeから配信を視聴することができるが、リアルタイムで見るのはなかなか厳しい時間帯だ。

自分もおとなしく寝て、明朝を楽しみにするつもりだ。

しかしただ眠ってしまうのももったいない。

そこで、来てほしいゲームの発表を挙げ、明日の朝答え合わせをするという楽しみを用意してみることにした。

 

実現性は脇にいったん置いておき、とにかくこれを待っている!というものを取り上げてみた。

 

 

シェンムー4』の発表

いきなり大きく出た。

しかし、自分がなにより待っているのはこのゲームである。

前作『シェンムー3』が2019年に発売されてから、3年が経った。

ストーリーはまだ完結しておらず、エンディング後には製作者からのメッセージとして『4』でまた会いましょう、と書かれていた。

自分はその言葉を信じてずっと『4』を待ち続けているのである。

 

長き物語はまだ、終わってない

 

一般的に『シェンムー』といえばセガのゲームだというイメージがあるだろう。

シェンムー1&2』については、たしかにセガのゲームである。

だが、『シェンムー』の生みの親である鈴木裕氏は現在はセガを離れ、「株式会社YS NET」という会社を立ち上げている。

前作『シェンムー3』も制作したのは株式会社YS NETであり、発売元はセガではなくDeep Silverという会社なのである。

 

株式会社YS NETは Air Twister』というゲームを発表したばかりであり、同時に『シェンムー4』を開発しているとは考えにくいようにも思える。

だが、忘れてはならないのが2015年のE3である。

ソニーのカンファレンス枠で、前作『シェンムー3』はキックスタータープロジェクトとして発表されたのである。

資金を募り、そこから開発がスタートした。

今回も同じことがないとは言い切れないだろう。

 

そして、現在アニメ版『Shenmue the Animation』が絶賛配信・放送中であることも忘れてはならない。

これはセガが制作に関わっているアニメであり、鈴木裕氏も原案として名前が連なり、アドバイザーとして参加している。

 

初めは配信のみのアニメだったが、TOKYO MXという関東ローカルではあるが地上波放送も始まり、現在横須賀市とのコラボイベントが行われている。

切手が発売されたり、サントラの発売も決まるなど、かなりセガはアニメ『シェンムー』に力を入れているような印象を受ける。

 

そこで、自分は夢想する。

鈴木裕氏とセガが共同で『シェンムー4』を作ることもあるのではないかと。

「Summer Game Fest」にはセガも参加する。

そこでぜひ、全世界が待ちわびている『シェンムー4』の発表が来ることを期待したい。

 

 

上田文人氏の新作

上田文人氏とは『ICO』『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ』を制作したゲームクリエイターである。

自分はこの3作をすべてクリアしており、どれも心に残る名作であると思っている。

2016年に発売された『人喰いの大鷲トリコ』(とその後に出る予定だった『シェンムー3』)のためにPS4を買ったのだが、あれから早6年である。

そろそろ新作にも期待したくなってくる。

 

トリコは強くて、優しくて、そしてこのうえなく可愛い

 

この3作はソニーのJAPAN Studioで制作されたゲームだが、現在上田氏は「genDESIGN」という会社の代表を務めている。

 『人喰いの大鷲トリコ』はソニーを離れた上田氏とJAPAN Studioが共同で制作したゲームであるようだ。

そのため、前3作と同じ体制で新作を開発するというのは簡単な話ではないかもしれない。

 

とはいえ、自分としては作品に惚れ込んだ結果、もう上田文人氏というクリエイター自身のファンでもあり、彼のインタビューは目につくものはすべて読んでいるほどである。

上田氏の作り出す世界に、どこまでも着いていこうと思っているのである。

 

そして、先日発表されたソニーのゲームサブスクである「Play Station Plus」。

すべてのサービスを含む「プレミアム」に加入すれば、3作すべてをプレイすることができる。

いままで上田作品に触れてこなかったプレイヤーにも、これをきっかけにその魅力が伝わってくれたらいいと願っている。

 

そして、『シェンムー3』と同じく『人喰いの大鷲トリコ』についても2015年のE3は忘れられない大きなイベントとなっている。

長らく続報が来なかった『人喰いの大鷲トリコ』のトレーラーが公開され、実際のゲームプレイ映像とともに2016年に発売されるという告知がされ、待ち望んでいたファンたちは歓喜したのである。

 

今回の「Summer Game Fest」で上田氏の4作目が発表されれば、またもや大きな話題になるだろう。

 

 

その他の作品を挙げるとすれば、

 

『ヴァルキリーエリュシオン』の続報

ヴァルキリープロファイル』の続編である『ヴァルキリーエリュシオン』。

2022年発売予定ということなので、そろそろ続報が欲しいところである。

個人的にはエインフェリアの立ち位置が気になっている。

できれば初代のように彼らのドラマが見たいところである。

 

 

ドラゴンズドグマ』続編

現在Switch版がセールで990円で購入できるほか、PS4版でも値引きが行われている。

10周年記念セールとの触れ込みだが、もしかすると続編の布石かもしれないと深読みしてしまう。

自分も現在『ドラゴンズドグマ ダークアリズン』を初見で楽しんでいる最中であり、プレイヤーキャラクターだけでなく相棒となるポーンまでキャラメイクできることに感激している。

このポーンシステムを発展させた続編があれば、ぜひプレイしたいところである。

 

 

 

 

さて、まだまだ語りたいゲームはあるのだが、この辺りにして今晩は寝ることにする。

明日の朝が実に楽しみである。

来てくれ!どれでもいいけどやっぱり『シェンムー4』

 

アニメ『シェンムー』第9話感想 まちがいだらけの茶碗陣

一度はやってみたい茶碗陣


春アニメ『シェンムー・ジ・アニメーション』第9話が配信された。

ここでは原作ゲームを最新作『シェンムーⅢ』まで全てクリア済みの自分から見た、アニメ版の感想を語っていこうと思う。

 

第8話の感想はこちら。

 

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涼のサイフが初登場

教わったばかりの茶碗陣を街中でさっそく試してみる涼。

待ち続けたあと、なにも起こらなかったことにがっかりし、ため息をついて店主にこう告げる。

 

「すみません、お勘定を」

 

まず、なにか注文していたのだということに驚いた。

茶碗は空のようだったからお茶を4杯頼んだというわけでもなさそうだ。

茶碗陣を試すためだけに来たのだから、軽いものしか頼んでいないだろうとは思われる。

しかしそれなりに間を保たせることのできる、絶妙なオーダーだったに違いない。

何を食べたのか、見てみたかった。

 

それというのも、ゲーム版『シェンムーⅠ&Ⅱ』では、涼はジュースは飲むが食事はしない。

『Ⅲ』においても設定として食事をしてはいるのだが、食べるシーンというのは映らないのである。

そのため、「涼の食事シーン」というのは、大変レアな映像なのである。

「Ⅰ」の回想シーンで子どもの頃の涼が人参を食べる姿は見られるが、個人的には今の涼がリアルタイムで食事をするところが見たいのだ。

 

そして、次にゲームでもアニメでも初登場となる涼のサイフが姿を現す。

黒い、シンプルな二つ折りのサイフである。

高校生が持つには割とシックなチョイスに感じた。

とはいえ涼はハンカチの代わりに手ぬぐいを持ち歩いているくらいだから、渋い趣味なのかもしれない。

 

 

メニュー公開!涼の朝ごはん

涼は好き嫌いはあまりなさそうだ(人参以外)

 

おびき出された公園で不意打ちをくらって昏倒した涼は、秀瑛の部屋で目を覚ます。

芳梅がやってきて、涼は朝食の席につく。

 

この時に映った朝食メニューは、調べてみると香港の定番の朝ごはんのようだ。

おそらくお粥、揚げパン、ミルクティーなのではないかと思われる。

揚げパンをちぎってお粥に入れて食べるのがセオリーらしい。

 

涼が実際に食べるところは映らなかったが、メニューが分かったというだけでも貴重なシーンであることには違いない。

また、洋式ではなく香港の郷土料理だったのも異国情緒を感じられて良かった。

 

 

難関・理髪店QTE

別の茶寮で茶碗陣を試す涼に、話しかけてきたのが理髪店の主人・孔張喩である。

ちなみに自分は「張」が姓だと思っていたのだが、このアニメで「孔」が姓であると知った。

ゲームでも訳あり感がすごかったが、アニメでは過去に起こった出来事により腕に傷跡があるという設定が付け加えられ、さらにただ者でない雰囲気が醸し出されている。

 

涼を自分の理髪店に招き、席に座らせ、ゆっくりとカミソリを研ぐ。

店はやたらと薄暗く、不穏なムードが漂っている。

近寄ってきた張喩は、いきなり涼の喉元にカミソリを突きつけるのである。

 

ゲームではこのシーンがQTEイベントになっており、自分は何回も失敗した。

シェンムーⅡ』ではシビアなタイミングのQTEが多く、やり直すことが何度もあったが、ここがもっともリトライした場面かもしれない。

これを初見でクリアできた人はどのくらいいるのだろうか。

 

アニメでは涼はまたしても「足りない」と言われ、武徳を教えてもらうことなく店を後にする。

 

 

「神のご加護を」

原作ファンが楽しみにしていたレンと涼との出会い、「神のご加護を」のシーンがいよいよ登場した。

 

このイベントはゲームでは攻撃を避けるQTEとなっていたが、アニメではその前にウォンから聞いた「弱いところを見せるな」という助言を受け入れ、涼は眉一つ動かすことなくその脅しに耐えてみせる。

 

涼が逃げるレンを追いかけるシーンはゲームにもあったが、QTE満載のイベントであり、アニメでもそれがうまく再現されていた。

 

2人が崩れる足場から落ちるシーンは、角度を変えて3回繰り返されるなどダイナミックな描写で、見ごたえがあった。

トラックの荷台に落ちて助かるというオチも含めて、カンフー映画を彷彿とさせるアクションシーンであり、原作でも好きな場面である。

 

レンにその度胸と「金の匂い」を認められた涼は半ば利用される形ではあるが、手を組み、朱元達の足取りを追うことになる。

 

レンは香港編における「愛すべき友」の一人であると考えていいだろう。

タッグを組んで戦うという点では横須賀編における貴章と同じような立ち位置となる。

だがクールで親子の情を大切にするという点で涼に共感していた貴章と違って、レンの言動はギャング団の長らしくかなり不良じみており、行動を共にする理由も「金」であるなど、同じ「友」であるとしても趣はだいぶ異なっている。

そして貴章とレンのキャラクター性の違いによって、涼とのタッグもかなり雰囲気が違ってくる。

レンと涼は年が近いせいか、言いたい放題で遠慮のない関係に見える。

自分は貴章と涼のタッグも熱いと思うが、この友達感のあるレンとのテンポの早いやりとりにも魅力を感じる。

 

アニメ版のレンがこれからどのくらい深堀りされていくのか、楽しみである。

 

 

 

さて、ついにレンも登場し、朱元達への足がかりも得られた。

あと4話でどのようにストーリーがまとめられるのか、楽しみに待ちたい。

State of Play 6.3.2022『ストリートファイター6』のワールドツアーが面白そう!

アドベンチャー?ひょっとしてRPG


本日6月3日朝7:00より、『State of Play  6.3.2022』が配信された。

『State of Play』とはPlayStationのゲームに関する発表を行う配信番組である。

 

今回の『State of Play』は『バイオハザード4』のリメイクを始めとして『ファイナルファンタジー16』の新映像など盛りだくさんの内容であった。

その中でも自分が注目したのは『ストリートファイター6』の発表である。

 

とはいっても、自分は格闘ゲームプレイヤーというわけではない。

トレーラーの中で紹介された「ワールドツアー」というモードが大変気になったのである。

 

 

ワールドツアーとは

カプコンの公式サイトでは「シングルプレイヤーの没入型ストーリーモード」と説明されている。

映像では3Dで表現された、ネオン広告だらけの近代的な街並みや、オリエンタルな中華街をフード姿のキャラクターが歩いている様子がうかがえる。

PlayStationBlogによればこのキャラは「オリジナルアバター」であるらしく、外見を変更することができそうだ。

 

どの報道でも格闘ゲームというジャンルを超えた遊びであると表現されており、バトルはあるようだが、それ以外にも力の入ったモードであることが期待できる。

個人的には「没入型」というフレーズに心惹かれるものがある。

プレイヤーキャラクターが見える三人称視点なので、VR的な意味合いではないだろう。

のめりこめるほどストーリーが面白い、なりきりロールプレイが楽しめるという解釈をしているのだが、果たしてどうだろうか。

 

 

格ゲー初心者も楽しめそう

公式サイトなどを見るに、格闘ゲーム初心者にも『スト6』をプレイしてほしいという製作者の思いがこの「ワールドツアー」には込められているようである。

 

自分の強さに合わせて戦えるというニュアンスで表現されており、勝利する楽しさを誰でも味わえるようにうまく調整されているのだろう。

初心者向けの敵キャラを倒すとその上の中級者向けの敵と戦えたりするなど、対戦相手が徐々にレベルアップしていくのかもしれない。

またはRPG的に経験値が手に入ってステータスを上げられたりしたら、本当に格闘ゲームのジャンルを超えることになるだろう。

 

 

酔拳を使いたい

酔えば酔うほど強くなる

 

もし『スト6』をプレイすることになったら、せっかくなので格闘ゲームとしても楽しみたい。

 

その際にはぜひジェイミーを使用したいと思っている。

どうやらジェイミーは酔拳使いのようであり、トレーラー中でも酔拳の技らしきものが披露されているのが確認できた。

 

実は自分はジャッキー・チェンカンフー映画のファンでもあり、特に『酔拳2』は何度も観たお気に入りの一作である。

酔拳には八人の仙人にちなんだ技があり、ジェイミーが使っていたのはその中の一つのようなのだが、残りの7種類も使えたら嬉しい。

 

もちろん、「ワールドツアー」のアバターキャラクターでも使用できるなら酔拳を使いたい。

 

 

最後に

ストリートファイター6』は2023年発売予定とのことで、これからも続々と新情報が公開されるだろう。

「ワールドツアー」の詳細が明らかになるのを楽しみに待ちたい。

そしてジェイミーの使う酔拳についても注目していきたいと思っている。

 

Switchセールで990円!『ドラゴンズドグマ ダークアリズン』で全力キャラクリエイトに挑め

剣と魔法の王道RPGである


ドラゴンズドグマ』シリーズ10周年を記念して、現在Switch版の『ドラゴンズドグマ ダークアリズン』DL版が990円セールを行っている。

本作のオリジナル版はPS3Xbox360で発売された『ドラゴンズドグマ』である。

追加要素を加えて発売されたのが『ダークアリズン』であり、現在PS4/Switch/X box one/Steamで遊ぶことができる。

今回はそのうちSwitch版のみのセールとなる。

 

ドラゴンズドグマ』は良作との評判を聞いていたので、ずっとこのゲームをプレイしてみたいと思っていたのだが、プレイ環境が整っていないと思いこんでおり、ネットで話題にあがるたびに羨ましく思っていた。

今回、『ドラゴンズドグマ』が10周年を迎えたことでTwitterでトレンド入りを果たし、気になって調べてみたところ自分のプレイ環境(PS4/Switch)でも遊ぶことができる『ダークアリズン』が発売されていたことを知ったのである。

しかも、Switch版は990円である。

これはもう買うしかないと決意し、早速ダウンロード版を購入してみた。

 

 

剣と魔法のRPG

ゲームの冒頭はチュートリアルとなっており、用意されたキャラクターを操作して暗い洞窟を進んでいく。

「ポーン」と呼ばれる仲間キャラと4人パーティーを組み、襲いくるモンスターを撃退する。

ポーンたちはフルボイスで話し、戦闘のみならず移動時にも頻繁に発言する。

 

これが大変にぎやかであると同時に、進行のヒントを教えてもくれるのでとても便利でもある。

世界観は王道の剣と魔法のRPGであり、出てくるモンスターもファンタジー作品に触れたことがある人ならすぐピンとくるような、ゴブリンやハーピーなどのおなじみの面々である。

 

本作はカプコンのゲームなのだが、雰囲気はJRPGというよりは洋ゲーに近いものを感じた。

人物も風景もリアルよりのグラフィックで描かれており、そのためか色彩も全体的にどことなくシックな印象がある。

 

チュートリアルボス戦はなかなか面白かった。

大きな敵にはしがみついて攻撃することができるようになっており、よじ登りながら攻撃を加えるのはかなり臨場感があって気持ちが盛り上がった。

 

ボス戦が終わると、いよいよプレイヤーキャラクターのキャラクターメイキングがはじまる。

 

 

キャラメイク天国か?それとも地獄か?

キャラメイクがもはや自分にとってはメインコンテンツとも言えるかもしれない。

キャラクターを作り上げるまでの長い道のりを記してみた。

興味のある人は読んでもらいたい。

 

キャラクターは性別を選ぶところから始まり、名前、身長・体重、髪型、顔の形やパーツ、色などとにかく多彩な選択肢が用意されている。

自分はここまで詳細にキャラメイクができるゲームをプレイしたことがなかったので、大変興味深く、こんなところまで調整できるのかと驚きながらメイキングした。

 

結果として、下手にいじらずデフォルト設定を活かしたため、なかなか整った顔立ちのキャラクターに仕上がった。

キャラクリが終わるとムービーが始まるのだが、そこですぐに自分の作ったキャラクターが登場するので、出来栄えをチェックすることができる。

 

ここで自分はキャラクターの美形ぶりにハッとしてしまい、画面に釘付けになってしまった。

自画自賛である。

しかし、大変お気に入りのキャラではあったが、後に作り直すことになってしまうのである。

 

 

ポーンのボイスに戦慄が走る

それは、このゲームのキャラクタークリエイト要素は、プレイヤーキャラクターだけではなく、ポーンと呼ばれる相棒キャラクターにもあるからである。

名前から性別、外見までプレイヤーキャラクターと全く同じ要領でポーンを作成することができる。

ただし自分で作れるのは1体のみであり、このキャラクターはメインポーンと呼ばれる。

パーティーは最大4人まで組むことができるが、残りの2体のポーンについては自分では作成できないので注意してほしい。

 

お気に入りの主人公キャラにぴったり合うキャラクターを作ろうと、メインポーンについてももちろん全力を尽くした。

我ながら最高の出来栄え。

そう言っても差し支えないような、思い描いた通りのポーンが出来上がった。

ポーンもすぐにムービーで登場する。

完璧だ。

そう思った。

しかし、ポーンが口を開いた途端、耳を疑った。

超機械音声。

 

このゲームでは、外見だけでなく、ボイスも選択することができる。

キャラクターを年少キャラにしたため、ボイスも子どもよりのものを選んだ。

サンプルボイスは普通だった。

しかし、実際に話し始めると、どう聞いてもボイスチェンジャー使用のような、ヘリウムガスを吸ったかのようななんともいえない違和感バリバリの声になっていたのである。

そして最初に書いたようにポーンは作中、しゃべりまくるのである。

自分は考えた。

このゲームをクリアするまで、この声を聞き続けられるのか。

答えは否、だった。

 

 

お気に入りキャラよ、さらば

その場でポーンを作り直すことはできない仕様だった。

自分は「NEW GAME」を選択し、暗い洞窟のチュートリアルから再プレイをし直したのである。

 

お気に入りのキャラクターだった主人公キャラをもう一度作ることも考えた。

しかし自分はそれでは面白みがないように思えたのである。

今度はまた違ったタイプのキャラクターにしてみたのだ。

プラチナブロンドでもいうのか、淡い金髪のキャラクターで、眉も合わせて金色にした。

 

ムービーが始まって頭を抱えたくなった。

自分が画面の明度をかなり明るい寄りにしていたせいなのかもしれないが、眉が完全に消えていたのである。

自分はまた「NEW GAME」を選択し、洞窟に戻った。

 

また違うキャラを作ってみよう。

ムービー。

そして「NEW GAME」。

 

何度か繰り返すうちにチュートリアルの洞窟にも慣れてしまい、雑魚キャラを全部スルーして必要な敵だけ倒すという効率プレイができるようになってしまった。

 

 

キャラクリまとめ

いろいろ試した結果なのだが、まず、キャラクリ後のムービーであるが、朝日の中、主人公が登場し、明るい日差しに目を細めるというような描写がある。

この場面は、通常よりもかなり強い光が当たっているのである。

クリエイト画面と色合いが違って見えるのも無理はないのかもしれないと思えた。

 

そして微笑んだり、その後も表情がいろいろ変わるのだが、ここの違和感は無視してもいいのではないかとも思うようになった。

その後の展開を見ていても、主人公の表情が冒頭のムービーほど変わる場面がないように思えたからである。

真顔がまともならばそれでいいのではなかろうか、と考えるようになった。

 

そして、ボイスであるが、キャラクリ画面で表情の変化を見ることができる。

その際、一つだけセリフを言う表情があるのである。

あの時に話す声が、通常時の声であることが分かった。

サンプルボイスは「はっ」とか「ふっ」など掛け声だけなのだが、表情変化ではある程度の長さのセリフを話すので、そこで違和感がないか確かめることができる。

 

そして、後に行くことになる街で、主人公とメインポーンの髪型や色あい、ボイスなどはゲーム内通貨を使って変更することができることが分かった。

自分はここまでこだわってキャラメイクしたというのに、どうしてもポーンの髪型とボイスを変更したくて財産を投げうった。

 

 

最後に

ここまでキャラメイクについて延々と語ったが、そこにはこだわりがないというプレイヤーはデフォルトモデルを使用することができるので、安心してほしい。

自分がここまでキャラメイクにこだわりを持っていたという事実に、我ながら驚きを感じている。

しかし、苦心したからこそ、キャラクターについて並々ならぬ思い入れを持つことができ、プレイが面白くなったのも事実である。

 

ゲームプレイについてほぼ何も語っていないが、自分と同じ用にキャラメイク大好きプレイヤーは、これだけでもとてつもなく楽しめはずだ。

ぜひ990円で『ドラゴンズドグマ ダークアリズン』でお気に入りキャラクターを作ってみてはいかがだろうか。

セールは6月19日(日)23:59までの期間限定である。

アニメ『シェンムー』第8話感想 そうは見えぬが武術の達人

老若男女だれでも達人の可能性あり



春アニメ『シェンムー・ジ・アニメーション』第8話が配信された。

ここでは原作ゲームを最新作『シェンムーⅢ』まで全てクリア済みの自分から見た、アニメ版の感想を語っていこうと思う。

 

第7話の感想はこちら。

 

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99年どこから出てきた?

今回、ジョイと芳梅の口から「99年早い」という言葉が出てきたが、これは原作ゲームにはない言い回しである。

これまでのアニメの中にも登場していない。

 

シェンムーの生みの親、鈴木裕氏の代表作の1つ『バーチャファイター』のアキラというキャラクターの決め台詞に「10年早いんだよ」というものがあるが、なにか関係があるのだろうか。

 

100年早いんだよというフレーズはあるが、1つ引いて99年とした理由が気になる。

 

 

和泉のバイト先がスーパーマーケット

彼女にもっと会いたい人はゲームをプレイしよう

 

日本人留学生和泉のバイト先はコンビニのトマトマートではなかった。

 

思い返せば横須賀編でもトマトマートは登場していなかったので、あえてコンビニにする理由がなかったのかもしれない。

調べてみたが86年当時の日本ではコンビニは結構普及しており、ゲーム版の横須賀にトマトマートがあることは時代考証的にはおかしくはなかったようだ。

 

それにしてもアイリンといい和泉といい、武術の心得があるキャラクターはとりあえず相手の実力を推し量りたくて仕方ないようなのがどこか微笑ましい。

 

 

秀瑛の覇気

街角でチンピラに因縁をつけられていた兄妹を助けに入る秀瑛。

よく見るとチンピラの持っていた鉄棒は、彼女の握った部分だけが凹んでいた。

 

秀瑛は無言で立っているだけで相手を圧倒してみせる。

彼女が少し足を動かしただけでチンピラはその場を後にするのだが、これは逃げるタイミングを与えてあげたということなのだろう。

 

前回登場した武徳「戒」の通り、むやみに拳法を使わず、みだりに技を見せるわけでもなく、チンピラを追い払ったのは見事である。

普段着姿であり、一見ただの買い物帰りの女性のように見えるのに実は強いというのも、前回の「本当に強い人はそうは見えない」という話の続きであるかのようだ。

 

 

紅南街の武術の達人

上の「本当に強い人はそうは見えない」の実例がここでも増えていく。

たびたび登場していた老婆、桂香さんが実は武術の達人なのである。

 

シェンムー』のお約束の「老人が実は強キャラ」がここでも繰り広げられていく。

そして、そういう展開が自分は大好きなのである。

今回は彼女の実力を見る機会はなかったが、いずれ披露してくれるのだろうか。

 

 

バランスをとるのが苦手な涼

アニメの涼はQTEに失敗しがち


文武廟の書庫で、上の段の本を取り出している最中、涼はバランスを崩して足場から落っこちる。

以前自宅で鳳凰鏡を探している時に、道場にある額の後ろを見ようとして踏み台から落ちたことを思い出した。

 

どちらもゲームならQTEが発生しそうなシーンである。

 

ゲーム以上にアニメ版の涼はバランスをとるのが苦手なようであり、芳梅に「高いところは私がやりますから」とまで言われてしまう始末である。

大雑把だの遅刻をしただの芳梅に言われっぱなしのアニメ版の涼はどこか親しみやすさを感じさせる。

 

 

隠れていた復讐の念

涼は秀瑛に心に復讐の念を抱いていることを見透かされてしまう。

そして、そのことを自分でわかっているはずだと言われる。

 

自分はこの展開は予想外だった。

ゲームではたしかに父の仇を討つというのが涼の目的だったが、アニメでは父の無実を証明するために旅に出たのだと認識していたからだ。

 

秀瑛の話を聞きながら涼は頬の傷に手をやる。

この仕草は、たびたび作品内でも描かれてきた。

自分はこれが父の潔白を晴らしたいという決意を再認識するためにしている行動なのだと思っていたが、こうなるとまた話は違ってくる。

頬の傷と父の死がどちらも藍帝によってもたらされたものとして涼の中で強く結びついており、絆創膏に触れるたびに復讐の念を強くしていたということだったのだろう。

 

それを思うと涼の心情はかなり複雑なものになってくる。

父の潔白を証明したいと涼は何度も口にして、周囲もその言葉を信じ、彼を応援してきた。

涼自身、本当にそれを願ってもいるのだろう。

だが、彼の真の目的は復讐であり、秀瑛の言葉をそのまま受け取るならば、藍帝の命を奪おうとしているということになる。

 

一体いつから涼は復讐の念を自覚していたのだろうか。

実のところ、香港に来てから涼はかなり焦っているように思えていた。

「ここでこんなことをしている場合じゃない」

そういった言葉をよく口にしている印象がある。

一刻も早く父の無実を証明したいという意味にもとれるが、そこまで急ぐことに正直しっくりこないものを感じていた。

だが、ここに来て敵討ちの話が持ち上がると、その焦燥感にも納得できる。

 

横須賀では地元で親しい人たちに囲まれて、「日常」の中に涼はいた。

だからこそ彼の心のなかで、復讐という暗い面よりも潔白を証明したいという明るい面にスポットが当たっていたのかもしれない。

そして香港という「非日常」の世界にやってきて、藍帝のいる闇の世界に近づいていくことで涼の中から一人の高校生として父を思うという面が薄れていき、隠れていた復讐者としての顔がのぞくようになってきたのだろうと自分は解釈した。

 

これまでゲームとアニメで異なっていた涼の目的がここで一つに合流したことになる。

一体この先、どういう展開になるのか想像がつかない。

涼は自分が復讐心を抱いていることを口に出しては認めはしなかった。

最後の武徳を知った後、涼は自分の目的を改めてどのように説明するのだろうか。

 

 

第9話を楽しみに待ちたい。

アニメ『シェンムー』第7話感想 宿代を払うべきか払わぬべきか、それが問題だ

フロントをすり抜ける裏ワザを紹介したい



春アニメ『シェンムー・ジ・アニメーション』第7話が配信された。

ここでは原作ゲームを最新作『シェンムーⅢ』まで全てクリア済みの自分から見た、アニメ版の感想を語っていこうと思う。

 

第6話の感想はこちら。

 

gameandbooknadonado.hatenablog.com

 

第7話では桃李少老師こと紅秀瑛に認められようとする涼が、4つの武徳を知るために武術家を探し出そうとする。

 

 

宿代を払わない涼

方来旅社に戻った涼は、主人に宿代を払うように言われて途方に暮れる。

ゲームではバッグを奪われた際に所持金もすべて取られたという設定で、涼は一文無しになるのだが、アニメではお金は持っていたはずだ。

なぜ涼が払っていないのか不思議なのだが、これはラストで秀瑛の部屋に泊まることになるための前フリということなのかもしれない。

 

かくいう自分も、ゲームプレイ時には宿代は払わなかったのでアニメの涼のことをあまりとやかくは言えない。

初めは真面目に払っていたのだが、すぐに所持金が底をついてしまったのだ。

毎朝フロントを通るたびに主人に宿代を請求され、バイトやギャンブルを勧められることにゲンナリした自分は、ある裏技を見つけ出した。

 

1階に降りるときに、壁ギリギリをこするようにして移動すると、主人に声を掛けられずに済むのである。

これはドリームキャスト版ではできた技だが、PS4版ではまだ試していない。

 

このセコい技を発見した自分は、毎朝コソコソとフロントを通り抜けるという涼らしからぬ振る舞いをすることになったが、アニメで涼が宿代を支払っていないという事実の発覚に、すこし許されたような心持ちがしている。

 

 

望まれる徳林さんの出番

秀瑛の部屋に泊まることになり、宿代とおそらく食事代も浮いた涼は、ひとまずお金の心配はしなくてよさそうだ。

そうなると、アルバイトもしない可能性が高い。

 

香港のアルバイトと言えば、荷運びである。

横須賀ではフォークリフトを使って、操作が上手い人ならガンガンお金を稼いでいただろうが、こちらはかなり趣が異なる。

人力なのである。

2人で1つの木箱を持ち上げ、「右だ」「左だ」という掛け声に従って方向キーを押しながら進んでいき、最終的に手前から奥に荷物を移動させるという、謎の仕事である。

 

この相方になるのが徳林(とくりん)さんで、一部のシェンムーファンにとても人気がある。

髭面でクリクリお目めで、白いタンクトップ姿の彼は、独特の話し方といいなんとも言えない愛嬌がある。

 

先にも述べたようにこの荷運びは突っ込みどころがとても多い。

だが、荷物を運び終えたときの、「俺たちゃいいコンビだな」という満足そうな徳林さんの笑顔を見ると、なんだか和まされてしまうのであった。

 

アニメ版ではどうも出番がなさそうだが、登場を待ち望んでいるファンも多いことだろう。

どうにかして涼がバイトをしなければならなくなる展開を期待したい。

 

 

バイクの止め方、クールすぎ

さすが刃とかいてレン

 

バイクに乗ったジョイを呼び止めるためにレンが取った行動は、なんとナイフを投げつけて地面に突き刺すという方法だった。

アニメオリジナル演出だが、なるほどレンならやりかねないという気がしてくる。

ほとんど動じていないジョイも相当肝が座っている。

 

レンとジョイが知り合いだという描写はゲームにも出てくるが、このやり取りからはさらに二人がただ者でない同士、馴れ合ってはいないがどこか通じ合うものを感じているという雰囲気が伝わってくる。

 

レンが涼に興味を持って自ら探し回るというのは予想外の展開だったが、偶然すれ違った時の運命的な一瞬のような場面の切り取り方といい、二人が顔を合わせるシーンがどのように描かれるのか楽しみだ。

 

 

 

 

第7話では武徳の「戒」を中心に話が進んでいたが、残りの2つの武徳についても1話ずつ使われるのかもしれない。

個人的に理髪店のイベントが好きなため、「戒」と同じくらいエピソードを膨らめてくれたら嬉しい。

第8話がどのような展開を見せるのか楽しみに待ちたい。